ワーホリ裏話

英語がペラペラだ・・・周囲も本人もそう信じていたZさんの話。

ワーホリでオーストアリアに渡ったZさん。日本人の友人もいないシドニー郊外のパブで知り合ったオーストラリア人と意気投合し、彼の家の一室を借りで住むことに。

彼と彼の友人たちと過ごす毎日。一日中英語漬けの環境で語学力はみるみる向上していった・・・そんなはずでした。

事実、Zさんはパブで話すみんなの会話についていくことができましたし、自分から進んで話題をリードすることまでも全く問題なくできるようになったのですから、コミュニケーション能力としての語学力の向上は素晴らしいものといえるでしょう。

ただ、本人も気づいていなかった大きな問題がZさんの英語には潜んでいました。それは話す「言葉の質」。

帰国後に国際空港の免税店での仕事に就いたZさん。数日でクビになってしまいます。原因は語学力。Zさんが身につけた英語はいわゆる「下町言葉」で接客やビジネスのシーンでは絶対に使ってはいけないような表現がたくさん含まれていたのです。

ネイティブなら状況に合わせて使い分けられる人もいますが、Zさんの場合はこの言葉しか知らないわけですから、どうしようもありません。結果、お客さんを度々怒らせてしまい、ついにはクビになってしまったという顛末。

言語を身につけるにはネイティブの友人を作るのが早道とも言われますが、使う「言葉の質」にはくれぐれもご注意を。

筆者紹介:ゴロ

ワーキングホリデー専門の情報サービス会社の元情報収集担当。
1998年よりワーホリ・留学業界に。国内外のワーホリ・留学業界に独自の人脈・情報網を持つ。


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