10日間の日程でオーストラリアの高校に短期留学したRさん。お肉が大好きということもあって「オーストラリアの滞在ならオージービーフが食べ放題だね」とかなり期待していた様子。
しかし、ホームステイが始まって数日後に会った時にはすっかり落ち込んでいました。その理由を尋ねると、なんとホストファミリーはベジタリアンだったとのこと・・・
日本でもベジタリアンという言葉は既に広く知られていますが、実際にベジタリアンだという人に会うことはまだまだ少ないかと思います。
一方でオーストラリアでは珍しい存在ではなく、宗教上の理由などで家族全員がベジタリアンだという家庭も珍しくありません。
Rさんの場合、残念ながらこうしたベジタリアン家族に当たってしまったようでした。こうした家族の場合、ベジタリアン用の特別な素材を使った料理も多く、Rさんも慣れない内容に食事にすっかり落ち込んでしまったのでした。
落ち込んだRさんの様子を見て異変に気がついたホストファミリー。しかしRさんがその理由を話さなかった事もあって私に相談を持ちかけてきました。
異変の理由を説明すると早速、Rさんをレストランに連れて行く事に。そこで期待していたオージービーフにようやくありつき、またこの日以降の食事内容がRさんの食べやすいものに変更されたこともあり、無事に10日間の滞在を乗り越えることが出来ました。
教訓:コミュニケーションの基本は「話す」こと。気がついてもらえるまで待つのではなく自分から意志を伝えましょう。
筆者紹介:ゴロ
ワーキングホリデー専門の情報サービス会社の元情報収集担当。
1998年よりワーホリ・留学業界に。国内外のワーホリ・留学業界に独自の人脈・情報網を持つ。