「当社のプログラムに参加すると、イギリス○○協会の資格が取得できますよ。このプログラムは当社が独自に協会と提携した特別なプログラムですから、ウチでしか入れませんよ」
こんなセールストークを聞かされたら、心が動かされる人も多いのではないでしょうか。
イギリスでのワーホリが決まったMさん。勤めていた会社を退職して行くことになるため、両親に理解を得るためにも何かしらの「大義名分」を探していました。
この時に見つけたのがこのプログラム。Mさんが少し興味のあった分野ですし、コースを終えればイギリス
の○○協会から資格認定証が得られるという話につい契約をしてしまいました。
実はMさん、幸いにも未だに気がついていないのですが、受講したイギリス○○協会とはこの留学エージェントが実質的に運営している団体なのでした。
で、ここの「理事」を名乗る女性もなんと元社員。そう、これっていわゆる『資格商法』なんです。
言葉の壁もあり、日本人が現地でなにか特別な資格を得ることは容易なことではありません。こんな現実を利用して如何にもアリそうな公的団体っぽい名前の団体を立ち上げて、資格が得られると勧誘する・・・これって、ほとんど詐欺ですよね。
「資格」とか「認定」という言葉に弱いあなた、こんな事実もあるということ、知っておくと役立つかもしれません。
筆者紹介:ゴロ
ワーキングホリデー専門の情報サービス会社の元情報収集担当。
1998年よりワーホリ・留学業界に。国内外のワーホリ・留学業界
に独自の人脈・情報網を持つ。