数年前に倒産した留学エージェントのＢ社。
当時、初の大手留学エージェントの倒産ということでワイドショーなどでも採り上げられ、社会問題にもなりました。
突然の倒産で私も慌てて、情報収集した事を覚えています。
この会社はとにかく担当者の入れ替わりが激しい会社で、数回訪問しましたがほぼ毎回「はじめまして」といって名刺を差し出さなければいけない有り様。
さらに異様だったのが「入社時の研修」が有料だったことです。
留学エージェントですから新入社員に海外で研修を受けさせるのは理解できます。しかしそれが「有料」なのです。
お金がない社員はクレジットを組んで研修に参加するのだそうで・・・
当時、このＢ社に他社のオーストラリア支店から移ったＪさんからメールをもらったのですが、そこには「Ｂ社に入社しました。ただいま、オーストラリアで研修を受けています」とありました。
オーストラリアに何年も住んでいて、かつ留学エージェントの業務を担当していたＪさんに今さら何を研修させるのだろう、と不思議でしかたがなかったのですが、実は研修とは名前ばかりで、売上を確保するために自社の留学研修プログラムを購入することを入社の条件にしていたのです。なるほど、納得です。
昨今「ブラック企業」という呼び名が流行っていますが、入社するために借金を背負わせるＢ社はまさにブラック認定されるべき企業と言えたかと思います。
筆者紹介：ゴロ
ワーキングホリデー専門の情報サービス会社の元情報収集担当。
1998年よりワーホリ・留学業界に。国内外のワーホリ・留学業界
に独自の人脈・情報網を持つ。
 |
 |
 |
 |
