オーストラリア政府はワーキングホリデービザでの滞在期間を最長で3年間に延長する措置を2019年7月より導入する予定だと発表しました。
現在、指定地域での3ヶ月間の農作業等に従事した場合、2回目(2年目)のワーキングホリデービザを認める「セカンドワーキングホリデー制度」がありますが、これをさらに拡大。セカンドワーキングホリデー期間中にさらに6ヶ月間の指定地域での就労を条件に3年目の滞在を認めるという制度になる模様です。
具体的な条件や、既にワーキングホリデービザを持って就労している滞在者に対しても新制度が適用されるのかなど、詳細な情報については今後の発表が待たれます。
オーストラリアでは地方部での労働者不足が深刻化しており、今回の制度変更は不足する労働力を海外からのワーキングホリデーメーカーに依存する傾向が強まっています。そのため、制度対象国の拡大や今回のような最大滞在可能期間の延長などの措置が導入されるほか、今年11月からはカナダとアイルランド国籍者を対象にして35歳までの年齢制限の緩和が実施されました。
日本国籍者に対する年齢制限緩和については現在の時点で発表はありませんが、労働力不足解消のための取り組みとして、前出の2カ国に加えて年齢制限の緩和措置が検討されることも期待されます。
▽オーストラリア政府 ワーキングホリデービザ情報
https://www.homeaffairs.gov.au/trav/visa-1/417-