ワーホリ裏話
「当社のプログラムと比較してA社のプログラムは・・・」。カウンセリングと称するB社の営業の場で延々と続くA社の悪口。

そして悪口は同業のC社にも向けられ・・・。

かつて留学・ワーキングホリデー向けのプログラムを販売する留学斡旋会社と呼ばれる会社の多くが繰り返していたのが、他社を貶めて自社を選択させようとするこんな「批判営業」でした。

社会的モラルの面でも営業技術の面でもレベルの低い最悪の営業手法です。

過大なノルマを負った営業担当者へのプレッシャーがさせたのかもしれませんが、とにかく「行儀の悪い業界」だと感じました。

こうした他社批判を延々と聞かされてそれを信じた顧客。自身の選択を正当化したいという欲求もあって、担当者に聞いた悪口をそれぞれが第三者に伝えるということになり、最終的には業界全体の信用を貶める事になりました。

そしてこれがまわり回って、大手と呼ばれた留学斡旋会社の倒産につながったと言えるかと思います。

顧客からの「預り金」を「運転資金」として流用するなど稚拙な経営が倒産の理由とされていますが、業界全体の社会に対する信用構築を怠った、いや、むしろ批判営業によってこれを阻害したツケがまわてきたと言ってよいでしょう。

今では留学斡旋業界にも業界団体が生まれ、こうした営業手法は少なくなったようですが、残念ながら留学斡旋業界が社会的な信用を回復したとはまだ言えないように思います。

教訓:「他人の悪口ばかりを言ってるヤツは信用するな」

筆者紹介:ゴロ

ワーキングホリデー専門の情報サービス会社の元情報収集担当。1998年よりワーホリ・留学業界に。国内外のワーホリ・留学業界に独自の人脈・情報網を持つ。


ワーキングホリデー費用を節約しよう 台湾でワーキングホリデー ワーキングホリデー 広告募集中 フランス専門 ワーキングホリデーのサポートならミルジョワへ