ワーキングホリデーでゴールドコーストに滞在していたTさん。日本ではウェブデザイナーの仕事をしていました。
当時、ゴールドコーストに拠点のあるオーストラリア企業が日本向けのサービスを計画しており、Tさんがアルバイトとして携わることになりました。
当初の主な仕事は既存の英語で書かれたホームページの翻訳でしたが、その後、Tさんの働きは翻訳にとどまらず、この会社のサイト全体のリニューアルにまで広がります。
しばらく忙しかったようで連絡を取り合わないまま数ヶ月が過ぎた後、「シドニーに移ることになりました」との連絡が入ります。どうやら実力が認められ、シドニーの会社に就職が決まったのだとか。
このようにスキルを活かしてワーホリを卒業し、ビジネスビザを取得して海外就職を実現する人もいます。
日本で身につけたスキル。そしてそのスキルをさらに価値の高いものにしてくれるのは「日本語の語学力」と「日本での社会経験」だったりします。
留学の一つの形としてワーホリを捉えているとついつい語学など海外で身につけるスキルばかりを意識してしまいますが、既に身につけたスキルが海外でより一層輝くこともあるのです。
筆者紹介:ゴロ
ワーキングホリデー専門の情報サービス会社の元情報収集担当。1998年よりワーホリ・留学業界に。国内外のワーホリ・留学業界に独自の人脈・情報網を持つ。