ドイツワーホリ

私が長期でドイツに行こうとしたのは、大学を卒業してから数年後のことになります。大学時代に交換留学生として1年間ドイツに行きたかったのですが、諸事情により叶わなかったので、卒業後資金を貯めてドイツ行きの準備をしました。

兎に角、ドイツ語の習得を第1目的に挙げていたので、格安且つ評判の良いドイツ語学校を探し出し、事前に応募していました。そして、その語学学校の入学許可書があれば、現地で問題なく長期のビザが下りることになっていたので、当初はワーホリ・ビザを取るつもりは全くありませんでした。

それが、出発予定日近くになって突然手続き上のミスが発覚、許可書が下りないという事態になってしまったのです。やっとドイツに行ける!と思っていた矢先に出鼻を挫かれた訳で、その時は本当にショックでした。

取り合えず観光ビザで3ヶ月滞在し、その間に長期のビザが下りそうな別の語学学校を探す手もありましたが、確実に見つかる可能性がある訳ではないこともあって、ようやくそこでワーホリ・ビザの取得を考えるようになりました。

ワーホリについてはそれまで全く視野に入れていなかったので、そこから短期間の情報収集を始めました。ワーホリ自体はかなりメジャーにはなっていましたが、ドイツ行きの人というのは当時はかなり少数派でしたので、ネットで体験談を見つけるのも難しかったですし、セミナーとやらに行ってもドイツ情報は殆ど得られない状況でした。

それでも何とか決心し、ワーホリ・ビザを取ってみることにしたのです。ビザを受け取りに領事館に行った際、職員の方から直々にワーホリビザについての説明がドイツ語と日本語で書かれた紙を渡され、現地で何か問題が起きた場合はそれを見せるように指示されたことを、今でもよく覚えています。

幸い、その紙を見せるようなことは1度もなく、その後期限を迎えました。取り合えず1年のつもりでしたが、別のビザに書き換えが上手くいったこともあって、結局今もドイツに住んでいます。

元@ドイツ


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