さて、ドイツの歴史は何かと聞かれると、みなさんはどんなことを考えられるでしょうか?

やーっぱり、まず第一に出てくるのはナチスだと思います。今でもナチス、ヒットラーの影響はドイツで非常に大きいものです。

極端な話ですが、何か少しでもドイツがネガティブなことをすると「ナチスの再来か!」と揶揄されたりすることも多々です。

そういう諸事情があってでしょうか、ドイツ国民の人種差別に対する意識の高さは非常に素晴らしいものです。

もちろん、堂々と差別する人間もいます!今までの経験では、そういう人は外見からして明らかにネオナチなのでわかります。しかしそういう人は、ドイツ人からも忌み嫌われているので結局は浮いている存在となります。

ところで、これはベルリンだけかどうかはわかりませんが、ベルリンには道路を歩いているとポツポツと金のプレートが埋まっているのを目にします。大体、5×5くらいの大きさで住宅街の前の道路などに、コンクリートとか石畳とかと一緒にそのプレートが埋まっています。

最初はこれは何だろう…と思っていたのですが、そのプレートに目をやると人の名前や死亡年月日などが書かれてありました。後で調べた結果これは、ナチス政権によって悲しくも命を奪われてしまった犠牲者の人々の家の前に埋められたものでした。

こうすることで、過去の歴史を風化させることなく後世にしっかりと伝えていくのです。そのドイツの態度に、私は心の底から尊敬の念を覚えました。

手元にそのプレートの写真はないのですが、ぜひベルリンにこられましたら歩きながら少し足元に注意をしてみて下さい。その他にも、ホロコースト記念碑など戦争の痛々しい傷を垣間見ることが出来ます。平和がどれほど貴重でありがたいことかを深く考えさせられます。

でぐお@ドイツ


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