言語学習者にとって常に付きまとう「どうすれば効果的に語学力を伸ばすことが出来るのか?」という悩み。
最近では、オンライン英会話でフィリピン人教師から英語を学んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、海外留学のEFが実際に留学先(語学学校)で行っている“タスクベース・ランニング”という学習法についてご紹介します。
と、その前に、海外留学のEFについてもご紹介しましょう!
海外留学のEFは、現在、世界16カ国、40都市以上で語学学校や学生寮を運営する世界最大級の教育機関の一つ。ケンブリッジ大学やハーバード大学、北京大学など、世界中の言語研究機関と「どうしたら効率良く第2言語を習得できるか」などを研究しています。
そんな、EFが語学学校で生徒に課題として提供しているのが“タスクベース・ランニング”なんです。
“タスクベース・ランニング”とは、実用的なテーマや課題に取り組むことで、第二外国語でのコミュニケーション力を上げる教育法の一つです。
もともとインドで提唱されたメソッドで、最近では日本国内でも、ネイティブな英語講師によって少しずつ広められている手法の一つになっています。
このタスクベース・ランニングをEFでは多くの授業の中で取り入れています。
プレタスク、タスク、ポストタスクという3段階で構成され、最後には習っている言語で課題について討論したり、発表したりする力が身につきます。
では、実際に授業がどのように進むのか、具体例でご説明します。
例えば、テーマが「貧困問題」の場合、
プレタスク
まずはニュースなどで知っている「貧困問題」について話し合います。それぞれ英語で何と言うのか語彙を押さえて英語で描写し、また、留学(語学学校)の場合は、様々な国の人たちが授業に参加しているので、国によって一番深刻な問題が異なることも合わせて学んでいきます。
日本国内のクラスルームあるいは友人を誘って実施したとしても、それぞれ考え方や問題の捉え方が違うため、いろいろな意見や見解に触れることが可能です。
タスク
3-4人のグループに分かれて貧困問題のテーマをひとつ選び、その問題を啓発するポスターを作成します。どんなキャッチフレーズがいいのか、何を訴求したいのか。相談しながらポスターを完成させます。
ポストタスク
グループごとに自分たちの思いをプレゼンテーションします。ポスターが思いと一致しているのかどうか、メッセージが伝わるのかどうか。このような観点からお互いを評価して投票し、最後に一番良かったチームが選ばれます。
このタスクベース・ランニングで重要なのは、自分たちで一つの考えをまとめていく過程で“教えあうこと”。
自分で調べた新しい単語や言い回しをチームメイトにも教えることで、理解するスピードが上がっていきます。是非、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
海外留学のEF(http://www.efjapan.co.jp)