日本でいうお盆は香港では盂蘭節と呼ばれます。時期は旧暦の7月15日より。

旧暦を使用するので、毎年行う時期はまちまちです。考え方は日本のお盆と同じ。ご先祖様が各家に帰ってくるのです。ただ、ちょっと考え方が日本と違う。

ご先祖様も帰ってくるが、一緒に鬼もついてくるそう。

日本ではご先祖様が家に帰れるようにお線香を焚いたり、家に帰ってきたご先祖様のために御供物としてご飯を毎日毎食御供えし、お盆が終わる日には三途の川を安全に渡るために茄子やキュウリで牛のような乗り物を作ったりと、基本はご先祖様のためにしていると思います。(記載した内容は地域により考え方が異なるとは思います)

香港では鬼が悪さをしないように、鬼のためにもお供えをするとのこと。紙銭や紙で作った衣服を燃やして、鬼を慰める風習があります。

これをあげますので、悪さはしないでくださいと。もちろん日本と同様にご先祖様へのお供えもします。

お供えするものはお線香、紙銭、亡くなった人が好きだった物を模倣した紙です。そしてそれに火をつけます。

この時期には道端に果物やお線香等が祀られ、多くの人が道で紙銭や紙のお供え物に火をつけるので街の至るところで火が上がっているのを目にすることができます。

紙銭を用意するところが香港だなと私は思います。あの世でも困らないように、たくさんのお金をと考えるとのことです。さすが、お金が大切なお国柄です。

この時期はしてはいけないことも多々あります。夜遅くは出歩かない。歩道に残っているお線香や紙銭の燃えかすは踏んだりしない。邪気を家に持ちかねないとのこと。

また、何か新しいこと(引越し、開店、結婚)はしないほうがよく、風水でいう土水の仕事も控えたほうがいいそう。

また、水辺に行くと足を引っ張られるとのこと。これは日本でも言われますね。やはりお盆時期には夜遅くに暗い道を歩いていると怖いことがあった、この時期どこどこで何あった等の心霊話は、よく香港人の間でも話されています。

他にも怖い話としては、火。私は先日トラムにのっていましたが、すごい熱さを感じ外を見たら、すごい勢いでドラム缶から火の手が上がっていました。この時期はぼーっと歩いたり過ごすのもまた危険です。

elly@香港


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