ベルリンに来る前にイギリスに1年ほど住んでいたので、もう結構なことで驚かないぞと思っていたのですが、それでもまだ驚愕するようなことが多々ありました。
それはサービス精神の低さです。
イギリスでは、どこのお店に入ってもみなさん笑顔で挨拶してくれます。南ウェールズでは、バスの運転手ですら「Tata, love!」(じゃあね!)と言ってくれたり。
Loveと呼ばれることに気恥かしさを感じつつも、地元の人と距離が縮まった思い出があります。
さて、ではベルリンはどうかと言いますと…真逆です。
勿論、高級レストランやお洒落なショッピングモールなどに行けばフレンドリーな人に出会えると思いますが、一般生活をする上ではびっくりするほど日本人の感覚で言えば全体的に無愛想です。
レジに行ったら、レジの人が携帯で電話をしていて私が商品をレジ台に置くと「はぁ…」と嫌な顔をされたあげくに「2分くらいまって」と言われたり、パン屋さんで拙いドイツ語で質問をしたら顔をジーーと見られたあげくにそっけなく答えを言われて、その声が小さくて聞き取れない為にもう一度聞き返したらため息をつかれたり。
まあ基本的に、微笑まれるということはサービスの面で滅多にないです。
顔をじーーと見られて真顔で返事をしてきます。最後に「ありがとう、さようなら!」と声をかけたとしても、それに返事をしてくれるとは限りません (笑)
あと日本と違って、ピアスを沢山あけて刺青を腕・足といたるところに入れている人が沢山いまして、そういう方を一般的なお店やサービスの場面で見かけることが多々あります。
日本と違ってピアスや刺青は一般的な接客においてはOKなのです。逆に銀行や役所で目立つところに刺青をしている人を見かけたことはまだありません。
ベルリンは何者でも受け入れる自由色の強い街ですので、個性の強い人が住む場所なんだと思います。なので、愛想笑いなんかして疲れることも、嘘っぽい笑顔でサービスをすることもないのです。
ラフな印象を受ける街ですが、日本と違って全く気を使わなくいいので楽な面もありますが、最初は非常にカルチャーショックだと思います。
でぐお@ドイツ