ドイツと一括りにはできないので今回はベルリンのみになるかもしれないのですが、こちらのホームレス事情に関して少し書きたいと思います。
なぜホームレス事情なのかと言うと、もし事前情報がなければ、ちょっと驚いてしまうんじゃないかと思うからです。
ベルリンはとにかく失業率が高く生活費が安いので有名です。
なので、金銭的に貧しい移民や労働者がベルリンにはたくさんいます。これは老若男女も年齢も問いません、非常に若い青年のホームレスもいます。
ベルリンの地下鉄ではほぼ毎日、ホームレスの方のスピーチやパフォーマンスなどがあります。
それを見て、お金をあげたいかたはスピーチなりが終わった後に小銭を紙カップにいれてあげます。
外では、スーパーの入口には必ずと言っていいほどホームレスの方が紙コップを持って座っています。
銀行の入口もホームレスの方が紙コップを持って扉の開け閉めをしています。駅のホームでもそうです、時々小銭を持っていませんかと声をかけられます。
そもそも、ホームレスの方を見ない一日なんてまず考えられません。それほどまでに、ベルリンはホームレスの方で溢れかえっています。
日本の感覚で言うと、ちょっと驚く感じだとは思いますがこちらに来るとそれも普通になってきます。
小銭も、もしポケットに入っていればあげれば良いし、あげたくなければそれで構いません。
彼らも変な同情などは求めておらず、小銭はありますかと聞くものの、ないですごめんねと言われれば「そうですか、では良い一日を」と返すくらいです。
初めてだと怖いというか驚いてしまうかもしれませんが、そんな風に思わないで大丈夫です。
ホームレスの方が堂々とこうして生活できるという状況は、ホームレスになるくらいだったら自殺したほうがいいという風潮よりもよっぽといいなあと思います。
でぐお@ドイツ