ドイツに来てから色々とありましたが、もう2年が過ぎようとしています。
ドイツ生活で思うことは、この国は本当に、短気な人は住めないんじゃないかなと。例外を許せる人、理不尽さを受け止めれる人、必要な時に堂々と相手を批判できる人、などがここで生き残れるのではないでしょうか。
日本ではまず有り得ないようなことが日々起きます。
例えば、電車の中で座っているとしましょう。目の前にスーツケースを持った人がいて、この人はあなたの前を通り過ぎようとしています。ここが日本であれば、特に気にすることもなく相手が通り過ぎるのをぼんやり眺めているくらいなのですが、こちらでは高確率でスーツケースがあなたの足を轢きます、もしくは膝をガッツリ当てられます(笑)
轢いた相手は特に何も言わず去っていくか、「ああ、すいません」くらいでさっさと過ぎていきます。日本ではパーソナルスペースが非常に意識されていますが、こちらでは全くその感覚がないのかもしれません。
他にも、全く知らない人に突然何でもないことを話しかけるということも頻繁に起きます。日本では「え…」と不審に思いますがこちらでは他愛もない挨拶のような感じで「このチーズ安いわねえ」などなど話しかけられます。
仕事っぷりが大雑把なのもドイツです。ある日、家の水道が壊れたので修理を頼んだところその修理の方は私にこう言いました。「では明日の午後12時から午後5時の間に行きます」
そうです、5時間のうちのどこかに来るのです(笑)その日は家にずっといましたが結局誰も来ず。
次の日電話をしたらまた同じように言われたのですが、私の激怒を電話越しに聞いた修理屋は次の日ちゃんと指定した時間に来ました(笑)
こちらでは弱気だと言いようにされるので強く出るときはでなければいけません。
ドイツではある程度気が強くないと生きていけないんだなあとこちらに来てからしみじみ思います。
でぐお@ドイツ