都会生活で忘れかけていた、とても綺麗な夕日を見ながら冷たいビールを楽しむ。そんな夕方が過ぎて空に星が見え始める頃、日本から来るお客さんにほぼ必ずお願いされるのは「サザンクロスが見たい」。夜になり、外に連れ出すとその満天の星空にしばらく言葉を失うのもみなさん、同じです。
シドニーやメルボルン、ゴールドコーストなどの都市だとビル明かりも多く、この星空を十分に楽しむ事はできません。しかし、少し郊外に出れば驚くような、星が降ってくるような夜空を楽しむ事ができます。
もちろん、南半球の星ですから日本で見るものとはまるで違います。サザンクロスも南の空の低い位置ではなく、頭上高くに。北半球と南半球では季節も逆ですから、冬の星座として知られるオリオン座はオーストラリアでは夏の星座になります。
見慣れない星や星座が目立ちますが、最近はスマートフォンやタブレットなどで使える星座アプリ等もありますから、これを使えば南半球の空を更に存分に楽しむ事が出来るでしょう。
少し気持ちが凹んだときなど、この満天星を見上げれば、目の前の壮大な大自然に自分が落ち込んでいる理由がとっても小さな些細なことに感じられ、気持ちを元気にしてくれるかもしれませんよ。
Nacky＠オーストラリア
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