日本でもコンビニなどでお酒を買う際には「レジ横の年齢確認ボタンを押して下さい」なんて言われますが、オーストラリアでもお酒を買ったりパブに入る際に年齢確認を求められることがしばしばあります。
以前は「アジア系の顔は若く見えるから、よくチェックされるよ」なんていった話がありましたが、アジア系移民が増えたオーストラリアではそんなことはあまり無いように思えます。
オーストラリアではお酒は18歳以上と定められているため、「若くみられて嬉しい」という反応がある一方で「子供扱いされた」と不快に感じる人もいます。
そのため、店頭にはこのような掲示が出され、原則として25歳以下の場合は身分証明書の提示が求められる場合があり、これを準備しておかなければいけないルールになっています。
当然ですが、もし持っていなければ売ってもらえません。
パブやクラブなど、お酒を出してくれるお店も同様で入り口に立っている担当者に身分証明書の提示を求められます。こちらも身分証明書が出せない場合にはお店に入れてもらえません。
こうした時の身分証明書ですが、公的機関が発行した年齢が証明できる写真付きの証明書の提示が求められます。オージーであれば運転免許証が該当しますが、旅行者の場合にはパスポートが該当します。
しかし、アルコールの入るこうしたお店でのパスポートの盗難や紛失が多いのも事実。そのため、在シドニー日本総領事館ではこれらに代わる州政府発行の「フォトカード」の取得を推奨しています。
フォトカードはニューサウスウェールズ州のものですが、同様のカードは州ごとに異なった名称で各州政府から発行されています。
フォトカードなどのIDカードはお酒に関わる時だけでなく、銀行口座の開設などで身分証明書が必要になった際などにも役立つものですので、ぜひ取得しておきたいものです。
▽NSW州 フォトカードページ
http://www.rta.nsw.gov.au/licensing/photocard.html
▽オーストラリア政府 各州での年齢証明カードについて
http://australia.gov.au/services/service-task/apply-for/proof-of-age-card
Nacky@オーストラリア