ドイツワーホリ

今年の天候はいつにも増して奇妙で、4月というのにあちらこちらで雪が降ったりと、一向に春の気配が見えませんでした。気温はマイナス、町中が雪で覆われ、道路が凍りついていたりすると、ドイツ人ですら外に出る気が失せるほどですから、私たちがそんな時期に自転車に乗ろうなんてことはきっと思いもしないでしょう。

ですが、これからどんどん暖かくなってきたら、こちらで自転車に乗ってみるのもきっと悪くないかと思います。そんな訳で今回は、ドイツでの自転車の話です。

まずドイツでは、自転車は自動車と同じ扱いですので、標識で許可されている場合を除いて、歩道を走ることは禁止されています。ですので、必ず車道か自転車専用道を走って下さい。

もちろん、車道を走る場合は車と同じく右側通行になります。日本では左折や右折の際に手で合図することはなかったと思いますが、ドイツでは相手が自動車のことも多いので、手での指示が推奨されています。

また、日本では歩行者が多くいる道を走ることも多かったかと思いますが、これをドイツでやると警察に注意されます。車道を走るなんて!と最初は驚かれる方も多いかもしれませんが、慣れると狭い歩道を走るより広い車道を走る方が意外に安全に感じるかと思います。歩行者との接触事故も少ないでしょう。

ただ、日本人にとってこちらの自転車で若干厄介なのは、ペダルを逆回転させて後輪のブレーキをかけなければいけないことでしょうか。

日本の自転車だと左手で後輪のブレーキがかけられるようになっているものが殆どだと思いますが、こちらの自転車はそうではないことが多いです。

そのため、日本でやるようなペダルの位置操作を簡単にすることができず、誤って走行中にペダルを逆回転させてしまうと、急ブレーキがかかって危険です。こちらも慣れるまで少し時間がかかると思うので、大通りに出る前に多少は練習した方が良いでしょう。

元@ドイツ


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