香港の歴史といえばどんなことを思いつきますか?イギリス統治?香港返還?中国化?私はイマイチわからなかったため、調べてみました。
1842年南京条約により清朝からイギリスに香港島が割譲、1860年北京条約により、九龍半島の南が割譲、1898年展拓香港界址専条により、99年間租借が決まり、香港全体がイギリスの統治下に置かれることになりました。
その後、1941年から1945年の5年間だけ、日本統治時代があります。イギリスが日本軍に降伏した日は「Black Christmas」といまだに呼ばれおり、日本統治期間中は、英語の使用禁止をし、日本語の使用を指導し、通貨も変更しました。
また、戦争の影響で中国をはじめとした他国と貿易に影響を与え、人口が100万人減り60万人程度になり国として大打撃を受けたそうです。
日本の終戦とともにまたイギリスの配下に。その後、中華人民共和国ができたことにより、共産主義に反発する中国人が大陸から香港に逃れ、イギリスを中心とした外国資本の会社も香港に拠点を移し、労働力と資本を得た香港は経済発展を遂げました。
イギリス統治時代の名残としては、香港の観光名所の一つでもある、ビクトリアピークに登るトラムです。香港の湿気を嫌ったイギリス人が山の上に住むために作らレました。
ジョッキークラブを始めとしたイギリス人の社交場も作られ、現在も多くのクラブがあります。あとは香港名物アフタヌーンティーもそうですね。
そして、1997年に独立です。特別行政区として中華人民共和国が外交権と、軍事権を掌握することになりました。ただ、香港政府が中国化しているということで2014年に香港反政府デモが起きています。
香港は常に他国の支配下や経済影響を受け、人の流入に翻弄され、渦中の中で経済発展を遂げた国です。その結果か外国人にはとてもオープンな国なので外国人は住みやすいかと思います。言葉も2カ国語は大抵の方が話せますし。
香港がこれからも経済発展をとげ、香港の人にとって住みやすい街であり続けることを香港好きの私として願います。
elly@香港