「親を大切に、家族を大切に」と良く耳にしますが、具体的にみなさん何かしていますか?
香港で暮らしていると香港の文化の特徴は「親を大切に、家族を大切に」と「風水」と「お酒」なのではと思います。
まずは「親を大切に、家族を大切に」。
香港では家族の日が多々あります。日曜、冬至、お墓参りの日の春の清明節と秋の重陽節など。
家族一同(香港では親戚を集めて10数人規模になる場合も)でレストランにてお食事。日本なら、レストランに連れて行けないような、お年寄り(酸素ボンベ付けて車椅子に乗っているような方)も合流。
家族の中心に座り、みんな、話しかけ、食事を楽しんでおります。みなさん、家族全員で集まって食事をする機会、1年に何回ありますか。
私は日本にいてもなかなかありませんでした。冬至の日は、平日なので家族と食事をするために、会社の定時は通常時間より引き上げられます。
次に風水。香港は風水の街とも知られています。建物の価値は風水で決められるとも過言ではありません。
町中に不思議な形の建築物(例えば、ビルの先端が尖っているとか、マンションの中間層が吹き抜けになっている等)は風水によって決められて建てられています。
私の会社にも風水グッズが窓側に置かれておりました。風水の力を利用して悪い気を跳ね返して、商売繁盛だそう。
家の中のインテリアも風水を元に作られています。
香港の物件では壁一面が鏡張りの家も。狭い部屋を広く見せつつ、こちらも悪い気を跳ね返すそう。今、住んでいる家は一部壁一面ガラス張りで、始めは落ちつきませんでした。
最後にお酒。香港ではお酒が飲めないローカル店が多数あります。それはお酒を飲む文化が香港人にはないので。
人前で酔っ払うのを恥ずかしいことだと考える文化のため、香港人は何かの機会がない限り、基本飲みません。
夜、レストランでお酒を飲んでいる人=外国人になります。中国人は酒豪のイメージが強いので、これは驚きました。文化のベースは中国ですが、お酒だけは真逆です。
文化の違いは本で読むより、香港にて肌で感じてみて。風水の建物は街中に溢れていて見応えがありますよ。
elly@香港