都会に住めば必要以上にお隣さんに関わらないのも、都会に生活すればよくあることです。
私も挨拶程度にとどめていましたし、今のマンションに越して2年、今更何を話すのか?と思っていたくらいです。
さて、そんな中、事件が起こりました。
下のフロアの住人から、あなたの家のクーラーの室外機から水が漏れている!クーラーを止めないなら、警察を呼ぶ!と過激な張り紙が私たちのフロアの全世帯のドアに貼り付けてあったのです。
私の住むマンションの同じフロアには、私たちを含めて4世帯、老夫婦の部屋、四人家族の部屋、若いカップルの部屋、があります。
話したことはなかったけれど、各々の家へ管理会社の人も立ち会いのもと家長がみんなで訪問し、身の潔白を証明しあうということがありました。
みんなが訪問する必要があったのでしょうか?何はともあれ、管理会社のお触れ書きのおかげで事件は落着しました。
こんな暑さの中、クーラーを止めろ!と言われた怒りが団結心を呼び起こしたのか、あの事件以来、半ばジョーク交じりに貼り紙犯の情報交換をするのが挨拶代わりになっています。
前よりフロアの雰囲気も良くなった気がします。
同じマンションに気になるご近所さんが住んでることも分かったけれど、お隣の若いカップルが、華僑の2世で中国語はあまり読めないということや、四人家族のお母さんはベトナム人だったことを知って少しマイノリティーの親近感が湧いきました。
ご近所トラブルに巻き込まれないよう、近所づきあいには気を使って行こうかなと香港に来て強く思った出来事でした。
まうまう@香港