アイルランドといえば、アイリッシュ音楽ですよね。
フィドルというバイオリンのようなものやアコーディオン、ハープ、バグパイプなどアイルランド特有の楽器を使用して音を奏でます。
ケルト文化の色を強く残した音色は、軽快で楽しげなリズムです。アメリカのカントリーミュージックや、イギリスのロックミュージックなどにも反映され、音楽の歴史に大きく影響しています。
今日はそのアイリッシュ音楽体験談から。
シティセンターに行けば、毎日のようにパブではセッションが行われ、街を歩いているだけで音楽と人の楽しげな会話が聞こえてきます。
そこにいつか行きたいな、と思っていた矢先、ひょんなことからアイリッシュ音楽・ダンス教室のお稽古場にいかせていただきました。
シティセンターから外れ、アイリッシュの多く住む小さな教室です。
そこで、アイリッシュ音楽に合わせて踊るアイリッシュダンスを堪能し、まさかの自分も参加!伝統的なアイリッシュダンスは難しいのですが、今回は簡単なものをみんなで踊ります。
簡単なステップを覚えたら、あとは軽快なリズムに合わせて動くだけ!
20人くらいでしょうか、列をなし、向き合ったり、ポジションチェンジしたり、回ったり・・・タイタニックの3等客室でのダンスシーンを思い出してもらえるとその情景が伝わるかと思います。
みんなで手をつないで笑いあって、なんだかくすぐったい気持ちでした。
さて、ダンスを堪能した後、ギネスが恋しい・・・!ということで、併設されたパブへ。そこでは年配の方たちが音楽セッションをしていました。
様々な伝統楽器。みなさん自前の楽器なんだそう。みんな各々音楽を奏で、そこに他の楽器の音色が重なります。楽譜なんてありません。タイトルなんてありません。みんなの奏でる音楽が合わさって即席で音楽ができていくのです。
そこに年配のおじいさんの美声が加わったりして。すごい鳥肌が立ったなぁ。
パブの雰囲気もあって、中世の時代にタイムスリップしたかのようでした。これがアイルランドスタイルなんだなぁ、と実感した日でした。
N.Risa@アイルランド