今回は、ドイツの水についてです。
よく言われているように、ドイツの水道水は飲んでも問題がないほどに綺麗です。
では全く問題がないのかと言われれば、私たち日本人にとっては少しやっかいなことは多々あります。
例えば、ドイツの水は硬水ですので、味が日本の水と比べて柔らかくないんですね。舌の上に何か見えない粉が残っているような感じ、ふんわりとした風味がない、といった所でしょうか。
硬水なのでカルキが多く含まれており、洗い物などをした後はきちんと拭き取らないと白い斑点があちらこちらに出来ることになります。
お腹の弱い人は、カルキが多く含まれている水を飲むことで下痢気味になったりする事があるそうなので、そういう方は浄水器やカルキが少ないミネラルウォーターなどを購入されると良いかと思われます。
私のドイツ生活で、水関係において面倒だなと思ったのはシャワーです。
シャワーを浴びたら、タオルか水を切る小道具を使って壁についた水滴を綺麗に拭かなければなりません。そうしないと、それが白い斑点になり、最終的には石灰(カルキ)の塊が壁にこびりついて簡単に取れなくなってしまうのです。
シャワーを浴びた後に、せっせと壁を拭く作業には毎回「邪魔くさい…」と溜め息が出ます。しかし後で数時間かけて石灰を剥ぎ落とすのは更に面倒なので、毎回素直に大人しく壁を拭いています。
あと、こちらはハンドクリームやボディークリームが日常的に使われているのですが(男の人もガンガン使っています)それはこの硬水による所が大きいと思います。
水で手を洗ったり洗い物をした後は、ドイツの乾燥した空気と硬水のカルキとで肌がパッサパサになります。
なのでこちらではしっとりするハンドクリームなどが100円以内で手軽に買えるんでしょうね。ドイツに来られる場合は事前にクリームなど用意されなくても大丈夫なので、ご安心を。
でぐお@ドイツ