香港は中国の一部であるというのはご存知の通り、北京と香港では厳密にいえば1時間ほどの時差は存在するそうです。
ですが、中国では北京の標準時刻「GMT+08:00」が基準ですので、国内で時差はありません。
また、イギリスの植民地ではありましたが、サマータイム制度も取っておりません。
香港では、中国本土とのつながりが深く仕事では取引先が中国本土にあることがとても多いです。時差やサマータイムがあっては仕事がやりにくくてしょうがないのが実情です。
サマータイム制度で影響があるのは、欧米などサマータイムを導入している国が取引先のときです。サマータイムが始まる頃になると、いつもと同じ業務でも時間を確認しては業務にあたる社員が増えます。
香港では金融関連の仕事が栄えているので、リアルタイムで情報を見ている人たちは、ちょっと気が抜けない一日になります。
ご年配の方が多いですが、時計を見て一時間だけ早くなるだけなのに、面倒なことが大嫌いな香港人の「面倒だな!」の文句を、導入の日は何回か聞くことがあります。
今はスマートフォンのアプリで時間も天気もすぐにわかるので、サマータイムということを知らずに過ごしてしまう香港人がほとんどなのかもしれません。
マルチカルチャーな香港人は何でもすぐに慣れてしまいます。
ほんの数時間あればいつの通りハイペースで仕事をこなし、残業なんてせずに帰って行きます。
日照時間が多い夏に、余暇を楽しむために導入されたというサマータイムですが、香港では3月~10月までは夏のような気候です。
3月になって日が長くなり、7時に仕事が終わっても外はまだ明るいです。香港はサマータイムが無くてもアフター5も楽しめますよ。
まうまう@香港