郵便局に銀行、公衆のトイレなど、順番待ちをする際にあらゆる場所でqueue(キュー)と呼ばれる列を作るのがイギリス流。
これは基本的に日本で言う所のフォーク並びと同じです。
他のヨーロッパ諸国では列などお構いなしに順番抜かしをされるのが当たり前なことも多いと言うのに、ここイギリスでは古風というか、こういった事まで公平さを重んじる精神が定着しています。
もし並んでいるかどうかわからない場合は、”Are you in the queue?”とか、”Are you queueing?”という言い回しで並んでいるか確認するのがエチケット。
わからないからといって勝手に割り込んでしまったらJump the queue(横抜かし)をしたことになりひんしゅくを買います。
並んでいる人達に「queueingしてるんだけど(怒)」と最後尾に並ぶように諭されるか、何も言われなくても舌打ちをされて嫌な雰囲気になってしまうので気をつけましょう。
ロンドンTube(地下鉄)や鉄道・バスの乗降車時などqueueを作れない場合でも、ほとんどの人は押し合いをすることなく順番を待ちます。
時には「お先にどうぞ」と譲り合う場面もあったりして和むことも。特にお年寄りや身体の不自由な人、妊婦さんや子連れ、大きな荷物を持っている人には親切にする人が多く、さすがイギリス!!紳士的ですばらしい文化です。
イギリスでqueueに並んでいると、日本と似ているなぁ~と思います。島国のせいか他にもいろいろと共通する点が多く、イギリスは平等で良識があり、日本人には馴染みやすいです。
queueingに慣れてしまうと他の国でモラルのない文化に触れて驚く事もあるかもしれません。
さぁみなさんもイギリスで列に並んで”Get in the queue!”ストレスの少ないワーホリ生活を過ごして下さいね♪
カムラ@イギリス