言うまでもなく、歴史の長いイギリス。国中が古い建物や物に溢れ、人々はそんな古いものを大切にしています。
私はブライトン(Brighton)に住んでいるのですが、どんな歴史があったのか興味が沸いて、少し調べてみることにしました。
ブライトンは元々、’Bristelmestune’という名前の漁村でした。
イギリスとフランスが戦争をしていた1514年、フランスからの侵入により、The Lanesなど一部を除き、ほとんどが焼け野原となりました。
1783年、後のジョージ4世となるリージェント王子がブライトンを訪れます。
彼は他の王室の人々とちょっと違って風変わりだったこともあり、ブライトンをいたく気に入ります。
そんなヒッピーとも言えるジョージ4世は、インドからの影響を受け、ロイヤルパビリオンを建築。
ジョージ4世の支援も追い風となり、ブライトンは海沿いのリゾート地区として急成長を果たします。彼のホリデーは大抵ブライトンで過ごしたそうです。
1841年に、ロンドン~ブライトン間の鉄道が開通し、更に観光客や、ブライトンに移住を希望する人は増え始めます。今でも、ロンドンから海辺の街を目指して訪れる人が絶えることがありません。
こうして歴史を振り返ってみると、歴史にちなんだ地名や、ストリートの名前、教会、会社の名前があったりしておもしろいです。
ブライトンには他の地区に比べて、比較的風変わりな人、ヒッピーな人が多かったり、アーティステッィックな場所であるということはきっとジョージ4世の歴史の名残に違いないと思えてきます。
古い物が好きな人たちが、昔撮った写真や情報を共有しようという動きもあります。
特に有名な場所でなくてもさまざまな歴史や逸話に溢れているイギリス。全く奥が深くて興味深いです。
もしイギリスでお年寄りと話す機会があれば、ぜひ昔話をしてもらってみて下さい。意外な話が聞けたりしておすすめです!
カムラ@イギリス