ワーホリや留学でイギリスに滞在中に妊娠、出産を経験する人もきっといることでしょう。
私もイギリスで妊娠、出産を経験しました。いろいろありましたがイギリス式のマタニティライフを結構気に入っています。
日本での経験がないので実際にどう違うのか詳しく比べられないのが残念ですが、今回はそんなイギリスマタニティ事情について書いてみたいと思います。
私が妊娠したかなと思った時、まずGPへ行くと「ご自身で妊娠検査薬を購入して検査してください」と言われてしまいました。
「検査結果が陽性だったら来て下さい。あ、検査薬は持って来なくていいですよ!」なんてジョーク混じりで言われた時には笑ってしまいましたが、てっきり尿検査か何かで調べてくれると思い込んでいたのでかなり驚きでした。
陽性の結果、もう一度GPへ行くと、淡々と手続きが進められ、Midwifeに会う予約を入れるように言われます。
「Superdrugで買った一番安い検査薬での検査結果がもし間違いだったら…??」と不安になったのを覚えています(笑)
Midwifeとの面談では、出産まで一貫して使用する全ての情報が載せられるカルテを手渡されます。これを自分で管理することになるので、Midwifeやドクターに会う時は必ず持参するように言われます。
また、日本語の通訳が必要かどうか聞かれます。言葉に不安がある人には便利なサービスですね。しかも無料!!NHSってすごいと感心させられました。
検査は実にシンプルで、採血や血圧測定、尿検査、後期になると心音を聞く、お腹の大きさを計るなどです。
内診はなく(これは順調で問題がなければ、ということかもしれませんが)時には尿検査と血圧測定だけというあっけないものでした。
超音波検査(エコー)は基本的に妊娠12週と20週の2回だけ。それも断ることができます。頻繁にチェックしないで大丈夫?と若干心配したりしましたが、逆に、自然でいいかも!と好感を持ちました。
あと、イギリスでは20週の超音波検査で性別を聞くか聞かないか、どちらを選択するかが話題になります。
というのも「産まれるまで知りたくない」「サプライズに取っておきたい」という人が意外にも多いからです。古風でとてもイギリス人らしいですね。
妊婦が食べない方がいいとアドバイスされる食べ物は、火の通っていない肉や魚、生卵/半熟卵、レバー、カマンベールなどのPasteurised(殺菌)されていないチーズ、などなど。
レバーは日本では勧められている食材なので、食べ過ぎなければいいだろうと思って私は普通に食べていました。
あれもだめ、これだめと言われてストレスを感じてはいけないとして、ワインも一杯くらいならOKと飲んでいる妊婦も珍しくなく、これにはものすごく驚かされました。
お産は自然なもので、妊娠は病気ではないという考えからか、必要最小限のことしかしない、自分でできることはするというスタンスは、個人的に素晴らしいと感じました。
イギリスではここ数年ベビーブームが続いています。今後も続くでしょうか? 興味深いところです♪
カムラ@イギリス