ヴュルツブルク宮殿

今回は私が昨年訪れた中で印象的だった街の一つ『ヴュルツブルク』を紹介します。
日本人には発音するのも難しいですが(笑)、ドイツでは 知らない人はいない有名な観光地です。バイエルン州の北に位置し、皆さんご存知“ロマンチック街道”の起点となっています。

ここは城塞都市として発展を遂げましたが、街を支配していたのは公爵や王様でなく、カトリック司教でした。そのせいか、教会や礼拝堂がそこら中にあり、ザ・ヨーロッパとも言えるロマンチックな街並みが広がっています。
見所はほぼ徒歩圏内にありますが、そこらじゅう素敵過ぎる建物だらけ! 一方向見るだけで、絶対見に行きたいスポットを数箇所は発見してしまうでしょう♪
日帰り観光の人が大半だと思いますが、一日ではおそらく街を回りきることは出来ません。

ヴュルツブルクの街並み

そんなヴュルツブルクの最大の見所を挙げるとするならば「ヴュルツブルク宮殿 」「マリエンベルク要塞」でしょうか。
ユネスコから世界遺産に指定された司教様の宮殿です 。18世紀に権勢を誇っていたヨハン・フィリップ・フランツ司教が築いた豪華な建築物で、中を拝見しましたが、本当に豪華の一言。私は2時間ほどかけて中を見て回り、どこの部屋も違うデザインの綺羅びやかな装飾がこれでもかというほど施され、時には目がチカチカするほど。終盤にはその豪華さにお腹がいっぱいでした。その後大きな庭園を散歩し、ゆったりと優雅な時間を堪能出来ました。

マリエンベルク要塞

そして、観光バスにはあえて乗らず、ドイツ最古の石橋を渡り「マリエンベルク要塞」へ。まるでそこは丘の上のお城のようです。レトロでどこか素朴な作り。中庭にある聖マリア教会は706年に建てられ、ドイツの最古建築物の一つです。中には博物館もあり、見どころ満載です。さらに、ここからの街の眺めがまた素晴らしい!高さ105mの見事な「ザンクト キリアン大聖堂」を中心に、この街の様々な歴史と文化を垣間見ることが出来ます。
ドイツに来たら、綺麗な街並みと一緒に、その歴史を学ぶのも面白いですね。

ライター:yodan@ドイツ


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