前回は、リトアニアの全体的な物価のお話をしましたが、今回は「お部屋探し」についてです。
筆者自身、リトアニアでのお部屋探しについて、日本語での情報がなかなか見つけられず苦労したため、ここでは大切なポイントを押さえながらお伝えできればと思います。
ワーホリの行き先(国や地域)によっては、お部屋探しがかなり難しい場合も多いですが、リトアニアの首都ヴィリニュスでは、実は案外難しくありません。
前回少しふれた通り、お部屋のタイプはさまざまで、ワーホリ滞在者がひとりで暮らすなら、ワンルームスタジオ(キッチンスペース、バストイレは別途あり)かシェアタイプが一般的です。町の中心部や学生の多いエリアではシェアを選ぶ人もいるようですが、リトアニアは家賃が安いため、単身用のお部屋でも充分な選択肢があります。
お部屋を探す方法は、インターネットが一般的。Aurodas.ltやDomopliusといったサービスを利用すれば、条件を指定して簡単に探せます(無料)。
気になる物件を見つけたら、電話かメールで連絡して内覧の予約をしましょう。筆者は過去の経験から、やり取りは必ず文面で残したいと思っているため、時間はかかりますがメールでやり取りしました。
ここで、主に物件を出しているのは「部屋の所有者(もしくはシェアメイト)」か「不動産会社」が多いです。それぞれメリット・デメリットがあり、前者は比較的フレキシブルでリーズナブルな一方、きちんと確認しないとトラブルが発生する恐れも。
後者は仲介手数料(大体200€ほど)がかかりますが、困ったときは気軽に連絡できるため、安心して部屋を借りられます。なお、実際の物件が写真とはかなり異なることも多いため、必ず内覧に行きましょう。
リトアニアのアパートは家具付きが一般的ですが、安いお部屋だと基本設備が欠けていたり、バス・トイレ・洗濯機が共同の場合もありますので注意です。
そして「ここがいいな」と思ったら、出来るだけ早くその旨を伝えることが大切です。特に9月あたりは、学生を中心に競争率が高くなるため、迷っているうちに先に入居が決まってしまうことも。
お部屋が決まったら、契約書にサインする前に、必ずルールや値段・賃貸期間などをチェックしましょう。契約書を英語で作成してもらうのもおすすめです。この時点では、欧州で有効な銀行口座を持っている方は少ないかと思いますので、デポジットや家賃を現金で支払えるかを確認しておくと安心です。
以上、お部屋探しの流れについて、簡単にまとめてみました。
リトアニアは1月末までロックダウン継続中で、まだ安心して渡航できる状況ではないですが、今後リトアニアのワーホリ滞在を考えている方にとって、お役に立てればうれしいです。
少しずつ日が延びてきて、きんと冷えた空気も心地よく感じられる季節になってきました。みなさんとリトアニアでお会いできる日を楽しみにしています。
ライター:のり@リトアニア
自然と手仕事を愛する人。”sumiyas”という屋号でライター、草木染、編み物などをやっています。
noteも随時更新中