2021年、こちらリトアニアでは年明けの瞬間にそこらじゅうで花火が上がり、ステイホーム中ながらも、にぎやかなニューイヤーの瞬間を過ごせました(本当は寝てたけど爆音で目が覚めました)。
さて、今回はリトアニアの物価のお話です。ヨーロッパの物価といえば、日本と同じくらいか、すこし高そうなイメージがありますよね。ですがリトアニアは、欧州の中でも比較的物価が低く、特にバルト三国の中では、リトアニアが一番物価の低い国として知られています。Expasistanというサイトによれば、EUの主要都市67か所の物価指数ランキングで、首都ヴィリニュスが55番目に位置しています。
そこで先ほどのサイトで同じ「首都同士」ということで東京とヴィリニュスを比べてみました(2021年1月上旬時点)。すると、東京での生活費がヴィリニュスを81%も(!)上回るとの結果が・・・なんとなく予想はしていたものの、数値で見るとかなりの差があることが分かります。
実際に、筆者が首都ヴィリニュスで生活してみて、特に安いなと感じるものは、食費と家賃です。
食費は、ほとんど自炊をすれば、オーガニック製品をよく購入していても、月に大体200~250ユーロくらいでしょうか。リトアニアは、オーガニックやベジタリアン・ヴィーガン向けの製品が豊富。値段も、一般の商品と比較して目玉が飛び出るような高さではありません。物価が安いおかげで、身体にやさしい食事を毎日の生活に取り入れやすいのは魅力的です。
外食は場所によりますが、ファストフードで約5ユーロ、レストランでも10ユーロ前後で、充分お腹いっぱい食べられると思います。
家賃は、もちろんエリアやお部屋の広さによるものの、東京の5~6割ほど。シェアハウスタイプが多い欧州ですが、リトアニアでは首都でもひとり暮らしができます。
逆に、衣服は日本とあまり変わらないかな、という印象です。ファストファッションもありますが、近年は質が高く、洗練されたブランドが増えています。
全体的に物価が安いリトアニアですが、食品を含むほとんどの品目に21%のVAT(付加価値税)が加算されます。とはいえ、基本的にどの値段にもVATが含まれているので、お会計で値段が跳ね上がることはありません。
以上、今回はリトアニアの物価について、ざっくりとまとめてみました。
次回は、リトアニアのお部屋探し事情について紹介予定です。お楽しみに。
ライター:のり@リトアニア
自然と手仕事を愛する人。”sumiyas”という屋号でライター、草木染、編み物などをやっています。
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