ドイツは流行発祥地のフランス等、他EU先進国に比べ、ファッションへのこだわりが弱いと言われています。勿論、流行に敏感な若者やお洒落命な方もいますが、その割合は低く、生活の中でファッションの優先順位はそこまで高く無いけれども、適度にそれを楽しむという人が多いように思います。
倹約上手なドイツ人、機能性や耐久性を考え、『長く使えるか?本当に必要か?価格は適正か?』を十分考えた上で購入し、冬に夏物セール品を安く購入するのも一般的です。

最近、女性は『短トップス×ハイウエストパンツやガウチョパンツ』、男性は『Tシャツ×ジーンズ』の他に『クロップドパンツ』をよく見かけるようになりました。総じて、日本の方が、流行が早くとても敏感だなぁと思います。日本では、一昔前の服を着るのが恥ずかしかったり、女性は基本的に、お洒落で可愛く見えるよう、スタイル良く見えるように自分をコーディネートしますよね。(少なくとも筆者はそうでした。)日独共通してある程度きちんとした格好をするのはマナーですが、その“きちんと”のレベルも違います。
例えば、こちらにはレギンスパンツで歩く人が沢山います。※スキニーデニムではありません! 確かに楽で動きやすいですが、個人的には体のラインが出過ぎて恥ずかしいと思ってしまいます。大きな声では言えませんが、Tシャツから下着が透けて見えてしまうことも珍しくありません。しかしこちらの人は人目を気にすることがあまりなく、『着たいものを着る』ので、問題無いようです。

ところで、ファッションについて私が最初に思ったのが、ジーンズ率の高さでした。着用理由として、『楽』と言うのが一番の理由かと思いますが、『普段着はジーンズ』という感覚が根付いているのでしょう。当初は新鮮で、朝電車の中で何人ジーンズを履いているのか数えてみたりしていました。いつも半数以上がジーンズ着用者で、それが全員だったこともあります。一般会社員はそもそもスーツを着る習慣が無いので、昼間街を歩いても大部分の人は私服、すなわちほぼジーンズです。

ところで移民の多いドイツ、宗教や体質に合わせヘアメイクは千差万別です。
髪質・肌の色が様々なので本当にカラフルで、アフロヘアの人は長いエクステをしていたり、ギャルのような濃いメイクの人もいます。基本的には薄めのメイクの人が多く、毎日髪を巻いたりきちんとメイクをする人も少ないです。『仕事に行く=メイク』すると言う感覚は無いようで、人と会うときやお出かけの際に念入りにお洒落するのですが、元々顔立ちがはっきりしているドイツ人は、少しメイクをするだけで、ぱっちり二重がお人形のようにクリっとして、透き通るようなブルーベースの白い肌が輝き…、なんとも女優さんのようです。ちなみに、日本のようなゆる巻きや癖毛風ヘアという概念は無いのですが、すでに完璧なそのヘアスタイルの人が多く、ざっくり髪を束ねるだけで、これまたお洒落に見えるのです。羨ましい限りです。

ライター:yodan@ドイツ


ワーキングホリデー費用を節約しよう 台湾でワーキングホリデー ワーキングホリデー 広告募集中 フランス専門 ワーキングホリデーのサポートならミルジョワへ