日本と台湾を結ぶLCCの就航数が増えたり、テレビの旅番組や雑誌などでよく取り上げられたりと、台湾は気軽に行ける海外旅行先の定番になってきています。
多くの旅行者が訪れるのは首都である台北ということもあり「台湾=台北」という印象が強いのではないかと思います。
現在私が住むのは台北ではなく、南部にある台湾第四の都市の台南という街で、古くは首都だった街でもあり、よく「台湾の京都」などと言われることがあります。
また小吃(シャオチー)と呼ばれる、小腹がすいた時に量的にぴったりな色々な食べ物が美味しいことでも有名です。
台南の気候はいかにも南部といった感じでとにかく暑い。
台北の冬は時には日本並に寒くずっと雨が降っている印象ですが、台南の冬は寒くても10℃を切ることはなく最高気温は20℃以上なことがほとんど。
また雨も水不足が心配になるぐらいに降ることが少なく、とても生活しやすい気候です。
その2ヶ月ほどの短い冬と日本より少し早いこれもまた短い梅雨以外はずーっと夏といった気候で、太陽光がものすごく強く、日本と同じ気温でも暑さの感覚が違います。
台湾の中でも台湾人が住みたい街として台南はよく取り上げられ、最近では古民家を改築したカフェやショップなども増えてきています。
台湾といえば!な夜市も規模が大きく、毎日同じ場所で営業しているのではなく曜日ごとに場所が決まっています。
お廟や教会が多く、特にお廟はいたるところにあり、神様の誕生日などのイベント日にはあちこちから爆竹や花火の音が聞こえ、神様や楽器を持った人達などの行列が練り歩いたりするのも台南では日常の光景となっています。
歴史あるものと新しいものが混在し、ゆっくりとした時間が流れ、そして日本人的にどこか懐かしい感じがする台南。またひと味ちがう台湾を体感できる街だと思います。
yamaco@台南
取材協力:台湾トランス(台湾留学・ワーホリサポート)