ドイツは社会福祉の充実した国です。もちろん福祉の充実に欠かせないのは税金!実はドイツの税金の種類や制度は日本と似ているんです。ただ、それぞれの税率はドイツの方が高い印象です。

まずは消費税について。ミルクなどの生活必需食品は7%でその他の食品は19%となります。日本と同様にテイクアウトと店内飲食でも税率が異なります(7%と19%)。さらにアルコールやタバコなどは税率19%に追加税率があります。ここで数字だけ見るととても高く感じますが大丈夫。ドイツはもともと食料品が手頃です。工夫次第で日本より簡単に節約することが出来ますよ。

さて、ワーホリや留学でアルバイトをする場合も、税金が引かれることになります。短時間バイト月給450€以下(週2日5時間労働位)で働く場合、税金の種類と率が異なりますが、今回は一般的な給与控除を見てみます。
Bruttoという給与総額から控除が始まります。①所得税(累進課税)②教会税(該当する宗教を持つ人が対象)③連帯税(ドイツ連邦税)④年金 ⑤健康保険料 ⑥介護保険料 ⑦失業保険料…これらの控除を経てNettoという手取り額を受け取ります。控除率は収入額によって変化し、Bruttoの14%〜42%となります。仕事探しをする時もし給与が提示されていたら、それがBruttoなのかNettoなのかをチェックしておくといいですね。
福祉の完璧な国などないのかもしれませんが、ドイツは税率が高めな分だけ社会保障も充実していると言えます。例えば医療については基本的な治療に費用はかかりませんし(薬や特別な保障は別ですが。)失業者への保障も手厚いです。
勿論、年金など課題が無いわけではありませんが、それでも税金とその政策により、経済が確かにプラスに動いているドイツ。もしかしたら日本も参考に出来るかもしれません。

ライター:yodan@ドイツ


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