ドイツの食文化。それは日本食よりも簡易で多国籍。『ドイツ食は美味しくない』と言う話を聞いた事がありますが、個人的にそうは思いません。
代表選手のビールとソーセージは勿論、小麦の香るどっしりとした食べ応えのあるパン、数えきれない種類のハムやチーズ、安くて新鮮な野菜、オレガノやバジルなどのハーブ・・・、日本では味わえない美味しさが沢山あります。
一方、調理法は簡易で、鍋かフライパン一つで出来るものが多いです。火の元を離れず鍋をかき混ぜ続ける…ということもないので、調理そのものの時間も日本より少ないです。ちなみに日本食の白米に当たるものは、ジャガイモかパンかパスタ。ジャガイモの調理法は様々あるので料理の幅が広がります。勿論日本のようなお玉や菜箸はなく、スープレードルやトングを使い調理します(フライ返しは日本製が秀抜)。日本の一番の調理必須器具といえば炊飯器ですが、ドイツのそれはコーヒーメーカー。その他、生地捏ね器やハンドミキサーが家庭に一台。揚げ物をする時はフライヤーを使う事が多いです。

温かい食事は1日一回で、それ以外はシリアルかパンなどで簡単に済ませます(私はドイツの冷凍インスタントピザが大好きで、週に一回は食べています)。絶対的に野菜の量が少ない気がするので、パンにサラダを挟むなどしていますが、ドイツ人はサラダ抜きで食べる事が多く、野菜を多く摂ろうという意識が低めです。しかし、全員ではありませんよ!現在のドイツの食のトレンドは、『ベジタリアン&ビーガン』!彼らは野菜をモリモリ食べているはずです。

また、移民が多いドイツ、多国籍料理店が至る所にあります。各ヨーロッパ料理店をはじめ、アメリカ料理のステーキやハンバーガー専門店や、トルコ料理のケバブ店、アフリカ料理店や各アジア料理店など、世界中の料理が楽しめます。私は先日メキシコ料理店に行きましたが、本当に美味しかったです!(画像はこの時のもの)
日本には、元々日本で生まれた食文化から、昔外国から来たものが日本流にアレンジされ日本食として根付いているものなど、日本食だけでも本当に種類が豊富ですよね。更に新しいメニューも次々と登場し、外国料理も人気ですから、その多様性は世界一と言えるのではないでしょうか。1日三食ほぼ毎日違うメニューを食べる日本人。調理法も、『焼く・炒める・煮る・揚げる・茹でる・蒸す』と様々で、更にこれを組み合わせて調理しますよね。
多様な食材を使い、手間暇かけて・・・。ドイツには来ると、最初は食事に物足りなさを感じる人も多いですが、“郷に入れば郷に従え”。慣れるとこれもまた楽で良いものですよ♪

ライター:yodan@ドイツ


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