ドイツに来て、しばしば日独間の価値観の違いを感じますが、今回は『節約意識』の違いについて。
ドイツ人はケチ(良く言うと倹約家)と言われます。日本でも節約はとても大切ですよね。例えば、コンセントをこまめに抜いたり冷暖房を控えめにかけたりして光熱費を節約したり、節約レシピで食費を抑えたり・・・。ドイツでは、残念ながら節約レシピの発想はないものの、人々は常に節約について考えているような気がします。

街を歩くと、人々は本当によくお金の話をしています。「道で500円を拾った!」」自動販売機でお菓子を一つ買ったらもう一つ落ちてきた!」と大喜びだったり、「〇〇で余計にお金がかかった。」「〇〇は高すぎる。」と嘆いていたり。一方でお金の使い方のメリハリがしっかりしていて、車やお祝いのプレゼントなど必要な物にはお金を惜しまず、長期休暇の旅行にもドカーンと使います。しかし、普段は駐車料金の500円も節約したいし、スーパーで表示価格と実際の値段が数十円違えばすぐに店員さんに問い合わせます。無駄なお金は一切払いたくないのです。その通りだと思いますし、見栄を張らない気持ちのいい感覚です。
また、貯金についても沢山のサービスがあります。筆者は先日、銀行の住宅購入貯蓄プランを見ましたが、これは本当に便利。これなら私もドイツで家を買える!と思ったほどです。(日本にもあると思いますが、全然知りませんでした。)

さて、『節約意識』は『エコ意識』にも繋がっています。ドイツも環境保全が国の最重要課題の一つですが、人々の意識が高い! ゴミの分別の徹底や、不要品をネットやフリーマーケットで売るのは当たり前。更にエコな素材の商品を進んで購入したり(筆者は生ゴミとして捨てられる自然素材の歯ブラシを使っています。)、ティッシュやキッチンペーパーを日本のように沢山は使いません。鼻かみティッシュは数回使いますし(笑)、キッチンペーパーはそれ自体、あまり使いません。食べかけのものを保存するときは、ラップではなくタッパーに入れるのが基本です。プラスチックゴミを減らすために、対面販売場にはタッパーを持参する人もいます。全て一回分で見れば小さな違いですが、毎日皆がするとなると、信じられないくらい大きな違いです。

最後に、ちょっと恥ずかしいですが、トイレについて。トイレの水も、必要最低限です!日本人のように、音やニオイを気にしてトイレの最中に水を流すという事はなく、最後に一回だけです。
これからの季節、家の中で虫を見つけつけたら、トイレットペーパーに包んで、ムニュッと潰すことも。そしてトイレにポイッ♪ でも、それもすぐには流さず、次の人がトイレを使うまでそのままです。これも、チリも積もれば大きな違い?

ライター:yodan@ドイツ


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