日本人とドイツ人は似ていると言われる事があります。『時間に正確で几帳面・丁寧』とい点で。
私もそのように感じる場面が多々あります。しかし、違うところもた〜くさん。私が最も身近に感じた違いは『はっきり意見を言う』点です。例えば、皆でご飯を食べている時「おかわりする?」という問いに対して、「あ、まだお皿にご飯が残っているので…」とか「とても美味しいのですが、そろそろお腹がいっぱいなので…」という返答をすると、「ん?いるの?いらないの?」という感じ。「買ってきて欲しいものある?」という問いに対して、「ええと、頼んでもよろしいんですか?」と聞くと、「当たり前でしょ?何かあるの?ないの?」と言う感じ。

日本では、すぐはっきり断ったり、要望だけを言う事って少ないですよね。言葉を飾りやんわりと意思を伝え、相手はそれを理解して、お互い気を遣いながら会話を進めますよね。これは日本語の素敵な部分であり、日本人ならではの人格だと思います。
ドイツでもそのような部分がないわけではありませんし、気遣いもきちんとしています。が、基本返答は「はい/いいえ」はっきり簡潔です。それは気遣いとは関係なく、それが彼らにとって普通で快適なのだと思います。なので、余分なお世辞や自分を謙って言う事はありません。(公式メールでの謝罪や断り文句だけは日本と似ていて、とても長く少し形式張っていますが。)
例えば道端でルールを守らない人に対して、「あなた、それは危ないわよ。待たなきゃダメ。」と、通りすがりに注意することをしばしば。必要のない事は言わない。必要な事ははっきり言う。当たり前の事ですが、なかなか難しい場合も多いもの。実にカッコいいなぁと思うのです。

最後にもう一つ。時間に正確なドイツ人ですが、電車はよく遅延し、たまに電車が来ないことも。私はよくやきもきしますが、それでもドイツはヨーロッパの中で時間にかなり正確です。
待ち合わせをすると、数分前に来る日本人と、時間ぴったりに来るドイツ人、そして遅れてくる外国人…。
本当に移民が多いドイツ、いつも時間に日本ほどの正確さを求めるのは難しいかもしれません…。

ライター:yodan@ドイツ


ワーキングホリデー費用を節約しよう 台湾でワーキングホリデー ワーキングホリデー 広告募集中 フランス専門 ワーキングホリデーのサポートならミルジョワへ