香港のイベントは旧暦で動くことが多いため、お正月の本番は旧正月が始まる1/25から。この時期の前には露店や公園でお花(金柑等)や縁起物(福と記載がある赤いタペストリー等)が売られ、街中は中華独特の赤いディスプレイが増え、華やかになります。旧正月中は親族一同で過ごすのが香港文化なので、ローカルのお店はほとんど閉店しますので、気をつけて。また、開店しているお店は旧正月価格になるのでお値段アップしていますよ。

では、私たち日本人にも馴染みのある新暦のお正月はどうでしょうか。毎年、新年のカウントダウン後に、ビクトリアハーバーに花火が上がるのですが、残念ながらデモの状況等を考慮し、2020年は中止と公式にアナウンスされております。ここ10年で始めての中止です。その代わりに観光地でもある尖沙咀(Tsim Sha Tsui )で行われるシンフォニーライツが少しバージョンアップするそう。これは是非、決行できることを祈っております。

他国も同様かと思いますが、香港はクリスマス休暇があるため、日本のように正月休暇はありません。1日は休みだけど2日からは普通に仕事です。香港には欧米人が多く働いており、クリスマス休暇時はみなさん母国に帰国するため、少し街は静かになります。が、今年は違いました。すでに報道されているようにまさかのクリスマスにもデモが起き、街が荒れてしまいました。

香港にとって2019年は激動の年になりました。香港人はドライな人が多いと勝手に思っていましたが、意志をしっかり持って行動する国民なのだとこのデモを通して学びました。日本だったら同様なことが起きるのだろうか。私たちのアイデンティティとはと考える日々です。

私事ですが、この度、香港を離れることになりましたので、連載も最後となりました。月並みの言葉ですが、海外で生活するのは辛いことが多いけど、やはり得る物は多いです。
これらは東京での生活ですが、いい感じに尖った心を持ち合わせながら揉まれていきたいと思います。そして、また香港で暮らせるように試行錯誤しようかと。
それまで香港、再見!!

ライター:elly@香港


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