ドイツのお正月。それはクリスマスよりも少しフランクです。
若者達は友人や恋人と過ごし、クラブやライブイベントに参加したりして賑やかに新年を迎えます。大晦日、夜になると各地で花火の音が。そう、ドイツの新年は花火でお祝いするのです。
めでたく新年となると、多くの人が一斉に花火を打ち上げます。それはまさに街全体の巨大花火大会。圧巻です。(ちなみにドイツでは新年以外自由に花火をすることは出来ません。)盛大にお祝いした後、落ち着いたらSNSで新年の挨拶。日本のような感じです。そして元日は休日、1月2日からお店は通常営業で、街は元に戻っていきます。

日本でのお正月は一年で最も重要な行事であり、連休で家族が集まりゆっくり過ごす事が多いですよね。大掃除をして、お節料理やご馳走を食べて、初詣に行って…。一月はお正月飾りと共にしばらくお祝いムード。
しかし、ドイツでのそれはクリスマスなんです。キリストの文化が色濃いヨーロッパでは当然とも言えますね。クリスマスが終わった後、街にお正月飾りは特になく、多くの家庭はクリスマス飾りをそのままに新年を迎えます。クリスマスの挨拶時に新年の挨拶を一緒にしてしまうことも。例えば『メリークリスマス!素敵なクリスマスを過ごしてね!新年の貴方の幸せと健康をお祈りしています!』という感じ。年賀状のようにカードを送りたくても、新年をお祝いするだけのカードは珍しく、ほとんどクリスマスカードに新年のお祝いの言葉が付け加えられているのです。

写真は、表紙に『メリークリスマス』、そしてカードを開くと『良いお年を』と言う内容が書いてあります。
私は、なんだかクリスマスとお正月が逆に来るような感覚を覚えますが、これもとっても新鮮です。
皆さんも是非一度、ドイツで花火の新年を迎えてみてはいかがでしょうか?

ライター:yodan@ドイツ


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