ドイツを代表する空の玄関口といえば「フランクフルト空港」。次いで「ミュンヘン空港」です。おそらく皆さん聞いた事のあるドイツの有名都市名ではないでしょうか。
ドイツには大きな空港が29箇所ありますが、大都市に位置するこれらの空港が、国際・国内線の中枢を担います。
日本から渡独する場合、直行便ならばほぼ上記どちらかの空港を利用することになります。そこから他都市へ飛行機・鉄道・電車・バス等で移動する事になります。
たとえば、日本からドイツのケルン(ケルン大聖堂で有名な都市)に行きたい場合、『日本(成田)→ドイツ(フランクフルト)→ドイツ(ケルン)』といった感じ。乗継便ならばドイツ内外の空港を経由します。同じくケルンを目的地とすると『日本(成田)→スイス(チューリッヒ)→ドイツ(ケルン)』『日本(東京)→シンガポール(チャンギ)→ドイツ(ミュンヘン)→ドイツ(ケルン)』という感じになります。
日本とドイツの直行便は約12時間程度。乗継便は15〜30時間程度が多いです。乗継便の方が割安な場合が多くお得な感じがしますが、飛行&待ち時間に注意する必要があります。たとえば乗継便30時間で考えてみると、時間帯によっては空港内で一晩過ごす可能性も。絶対に危険とは言えませんが、警戒は怠れませんし、寒さや疲労に注意しなければなりません。ホテルで泊まりたい場合は、空港から出る為の許可申請や、許可と移動の時間を考えなければなりません。逆に費用がかさむ場合もあるので、事前に調べておいたほうがいいですね。
このように書くと、なんだか乗継便が面倒で難しいように感じますが、筆者はほぼ乗継便です(笑)。時間にさえ気をつければ、各国の空港でショッピングやレストランを楽しみ、機内では機内食やサービス、上空からの景色を楽しめます。ちなみにドイツの空港設備は日本と似ており、搭乗手続きもほぼ同じ流れです。沢山のショップやレストランがあり、ラウンジで寛いだりできます。薬局もあるので便利です。
注意することといえば、「荷物管理」と「遅延・欠航」。「荷物管理」で持込重量と持込不可物を確認するのは勿論ですが、女性は化粧品にも注意が必要です。
化粧水量に制限があり、化粧品を透明の袋に入れて提示したりします。「遅延・欠航」ですが、残念なことにこれはしばしば起こりえます。逐一確認しましょう。
筆者は乗換便が欠航となり、他便・他国経由でドイツに到着した経験があります。遅延・欠航となった場合、焦らず指示板を確認し係員に相談すれば大丈夫。代便等の対応があるはずです。
飛行機をよく利用する知人は、このような場合のための飛行保険をつけています。心のどこかに、もしもの事態に対する気構えと、時間の余裕があると良いですね。
ライター:yodan@ドイツ