フランスで生活していると見えてくるこの国の人のモラル、日本での生活に慣れた人達にとっては驚いてしまうことも多々あるのではないでしょうか?
フランスに来た日本人が、考え方の違うフランス人を前に突破しなくてはならない難関…それは「待つ」ことに慣れることだと思います。
スーパー、郵便局等、こんなに待っている人がいるのに何でレジ(窓口)がひとつしか開いてないの?!なんて思うこともあるでしょう。
ひたすら待った挙句にやっと自分の番が来たと思ったら、レジ係のお姉さんの後ろから声をかける同僚のお姉さん。どんなに持っている人がいようがお構いなしに世間話をはじめるものですから、手の動きは超スローペース…。
郵便局の窓口で顔見知りの局員さんにあたったときには、後ろにすごい数の人が待っているのにもかかわらず、手続き中ずーっと口が動きっぱなしの陽気なお兄さん…
私の方が(私の手続きにこんなに時間がかかっちゃって、他のお客さんを待たせてしまって大丈夫かしら…)と心配してしまうのですが当の本人は全く気にしている様子はありません!
待ち合わせをしてもフランス人は遅れてくることがほとんどですし、私の職場でも遅刻してくる若い研修生に出会うことがこれまでに何度もありました。
しかもそういう人に限って悪びれた様子もなく「じゃあ遅刻した分今日は15分予定より遅く仕事を終えるから、それでいいじゃん」なんてあっさり言い捨てるのを前に、私は開いた口が塞がらず…
こんな場面ばかりに遭遇するとフランス人はなんてマイペースなの!と思ってしまいます。
何でもマイペースでのんびりしているフランス人。ところが閉店時間にはとっても正確で閉店時間近くになるとさっさとシャッターを閉め始めます!(なんだ、やる気になればキビキビと動けるんじゃん!開店時間からこのペースで働いてくれればいいのに!)
なんて皮肉なことを言いたくなってしまう私ですが…ここはフランス。私達にとってはアウェーですからこんな状況でもイライラすることなく過ごせるよう、辛抱することを覚えたいものです!
たぬき@フランス