自分で臨んで海外生活をしているけど、言葉や習慣の違いから打ちのめされて落ち込むこともあるかと思います。初めは、新鮮に感じたことも日常になるとちょっと違うと思うことは当たり前かと。
私も香港に住み始めて、楽しいことも悲しいこともいっぱい人並みには経験してきました。辛いときに絶対そう思わない・考えないぞと決めているのは「何でこんな人生を選択してしまったのか。」です。そこまで振り返ってしまうと自分の過去の人生を全否定してしまうから。私が香港に来るきっかけは、海外で働いてみたいと思ったからで、この国で働けるようになるまでそれなりに努力しています。これは人と比べるものではないですが。
だからこそ、この国にこなければよかったとか、あの国に行けばよかったとかそういう事を思わないようにしています。
また、当時日本で勤めていた際の上司が贈ってくれた「本当にダメなら、全てを捨てて日本に戻ってくれば良い」という言葉が落ち込んだときに、頭の中をリフレインします。文句垂れるくらいなら帰ればいい、状況は日々変化するから何とかなるでしょ、と思い込み、まずは寝て、復活と繰り返し中。
海外に住んでいるからこそ、民族や習慣の違いはわかりますし、何が正しいかはその時の問題や課題によって違います。また、人によっても違うから解は一つではない。最近、日本企業とやり取りをしていて、常にどんな状況でも進捗管理を細かくすることに辟易するようになってきたので私もそろそろ違いがわかる人になってきたのか、しめしめと思う日々。
第三者から「これだから中国は」とか、「アジアだから」とか言われることもありますが、それも含めて今の生活なので、まずは何があってもその国のことや自分との選択を否定しないで、自分へのスパイスと思ってみては?
また、違う国籍の人に悩みを話すと、新たな発見が出ることも。自分の環境をフルに生かして、逞しく前に進みましょ!
ライター:elly@香港