台湾ワーホリ

今回のテーマは薬の話ですが、薬の話をする前に台湾では‘西医’(西洋医学)と‘中医’(東洋医学)が全く別扱いであることを先にお伝えしたいと思います。

台湾では大きな病院も小さなクリニックもたくさんありますが、西洋医学式と東洋医学式に分かれており、治療方法、処方箋が全く異なります。私は日本の病院で西洋医学の薬と漢方薬を処方してもらったことがありますが、台湾ではまずこのようなことはないでしょう。

西医は私達のよく見慣れた薬を処方し、レントゲン、注射、手術などの手段を使う医療で、それに対して中医は脈や顔色、舌等の状態を観察、多数の質問から病気を判断し、漢方薬を処方する。必要であれば鍼灸や按摩などの手段で治療する医療です。

台湾人はこの二つの医療を自分の症状によって使い分けています。例えば、ねんざなら中医、骨折なら西医といった具合です。

ここで本題の薬の話となりますが、西医が処方する薬は即効性がありますが、副作用が気になります。それに対して中医が処方する漢方薬は薬草を使った天然素材の薬で、即効性はありませんが副作用はないのが特徴で毎日続けて飲むことが肝心となります。

台湾の薬局やドラッグストアで扱われている薬は西医の薬で、風邪薬や胃腸薬、湿布、目薬などは見慣れた日本のものやアメリカ、ドイツのものが多いです。台湾人の中には、日本旅行にいくと必ずドラッグストアで大量に日本の薬を買う人が多いのですが、それは日本で買ったほうが安いということと、日本の薬が一番効くといった信頼性があるからと言います。

そのため、台湾に訪れたり、住むようなことがあれば、やはり日本から慣れている薬を持ってくることが一番だと思うのです。

漢方薬は’中薬行‘と呼ばれる専門店で販売されています。基本的には薬の材料、つまり薬草や植物などが販売されていて買った後、自分で煎じる必要があります。

もし中医からの指示があれば、材料を指示通りに煎じれば問題はありませんが、普通はそれらをお茶のように飲むほかは、中医で処方された粉状の漢方薬を服用することになります。漢方薬と聞くと、なんだか高そうなイメージがありましたが、割と安価でした。

聞くところによると、中医の診療費、薬代は一律ではなく、ピンからキリまであるそうですが、私の経験では治療費150元、薬代100元以内、鍼灸などの処置費100元~のところが多かったです。

もちろん処置する病気や病状にもよるので一概にはいえませんが、何千何万もする薬はよく調べたほうがと思います。中薬行は日本では見慣れないお店ですから、漢方のにおいはプンプンしていますが、眺めるだけでも楽しめるかもしれませんよ。

Xiaomei@台北
台湾トランス@台湾
取材協力:台湾トランス(台湾留学・ワーホリサポート)


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