香港は多国籍文化。街を歩けば、欧米系、中東系、東南アジア系、中華系と様々な人が歩いています。そして、香港は基本、物価が高く、お金持ちが住むエリアとそうではないエリアみたいなものがあり、誰もが一攫千金のために昼夜試行錯誤しています。

見えない壁としては、断然、欧米人ファースト。欧米人の友人とお店に行くのと、日本人同士でお店に行くのでも待遇が違う場合もあり。欧米人と結婚する香港人女性は多いそう。それを逆手に遊んでいる欧米人もいるのは事実。

まずは英語が話せるか話せないかで人生が変わる。香港は学歴社会で香港人は教育命。幼稚園から受験のようなものが始まり、英語や北京語の宿題が出ます。香港ではお手伝いさんを雇う文化があり、お手伝いさんのほとんどは英語が話せるフィリピン人女性のため、生まれた時から、お手伝いさんとは英語で会話し、両親とは広東語、おじいちゃんおばあちゃん(中国から移ってきた人が多い)とは北京語で話をする子が多い。そして、お金持ちの子は大抵、大学はアメリカやイギリスに進み、金融系へが王道パターン。逆のお金のない子は、広東語オンリーで育ち、あまりいい職業につけない人も。お手伝いさんへの暴力の記事も多いこともあり、職業によって無言の虐げもあります。

でも下剋上の機会も。お手伝いさんと雇い主の男性側が結婚することや一家の誰かが財をなすこと。香港は相続税がないため、一家でお金持ちが出るとそこにあやかるそう。華僑パワーはさすがです。皆どんな職業でも虎視眈々と新たなポジションを狙っているとのこと。誰もが格差社会に甘んじず、アグレッシブさを感じます。

香港に住むほとんどの人の原点はお金であり、お金があるのがステータス。様々な格差がありますが、それをエネルギーにしてこの国は繁栄していると言っても過言はなかろうかと感じます。

ライター:elly@香港


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