ヨーロッパのほぼ真ん中に位置するドイツ。ドイツ滞在中に機会を見つけては、陸続きのヨーロッパ、そして面倒な入国審査もないEUや共同体の特権を活かし、さまざまなところへ旅しています。
旅にはお金が掛かってしまいます。ワーホリ滞在中の貧乏な身には辛い。しかし、ここドイツでは全ての旅にお金が掛かり過ぎる訳では無いのです。
「日本では外国への旅=飛行機に乗る」ですが、ここドイツでは、「外国への旅=バス」という選択肢もあるのです! そこで今回は、安価なバス会社Flixバスを使って、ドイツから気軽に行ける都市をご紹介します。(Flixバスは、安くてきれいで使い勝手がいいのでよく利用していますが、決してまわし者ではありません)
1. ベルリンに住むならポーランド
ベルリンに住むなら、是非行きたいのがポーランド。建物や街の雰囲気が何とも可愛らしいです。旧共産国の趣を残す雰囲気はドイツとはまた違うので、西欧の雰囲気に飽きた方にもおすすめです。
ポーランドは国土が広いですが、バスなら複数都市の観光も格安で実現できます。首都、ワルシャワはもちろんのこと、古都クラコフにも是非足を運んでみてください。クラコフに行かれるなら、アウシュビッツ強制収容所は是非とも行っておきたいところ。ここはツアー無しでは入るのが難しく、ツアー(日本語ガイドも常駐)を利用して、見学するのがおすすめです。
また個人的に感じたことですが、出会ったポーランド人はみんな優しく、彼らの英語はとても分かりやすかったです。参考までにベルリン・クラコフ間はFlixバスで片道7時間29ユーロほどです。(現在)
2.デュッセルドルフに住むならベルギー、オランダ
デュッセルドルフからベルギーのブリュッセルと、オランダのアムステルダムはそれぞれほとんど等距離で、Flixバスで片道3時間19ユーロ程で行けます。天気の良い週末に、「そうだブリュッセルに行こう」と行けてしまう距離なのです。
ブリュッセルは小さい街なので、週末観光にちょうど良いサイズです。「世界一美しい広場」グラン・プラスはさまざまなスタイルの建築物が一気に楽しめて、何度訪れても飽きません。
また、名物のワッフル、フリッツ(フライドポテト)は食べ歩きにぴったりなので、小腹が空いたら是非お試しを。
運河の街・アムステルダムでは、カナル・クルーズを利用して、水上から街を観光するのがおすすめです。また、例年4月に行われるチューリップフェスティバルも見逃せません。一面に広がるチューリップ畑は息をのむ程美しく、圧巻の光景です。この時期は街中にチューリップが出現するので、ただ散歩するだけでも楽しいと思います。
隣国に行きやすい、ということはドイツを含むヨーロッパに住むひとつの大きなメリットだと思います。日本にいた時は見向きもしなかった国の美しさを発見できることも歓びです。是非、ドイツ・ワーホリ滞在中に格安バス旅行、いかがでしょうか。
ライター:minima@ドイツ