img_20160730_164438こんにちは。ドイツでワーホリ中のミニマです。
今回のテーマは「経済事情」。言うまでもなく、世界情勢という大きなところから私たちの生活に至るまで影響を与えています。

ドイツはEUの中では比較的に経済が安定しています。GDP国内総生産成長率は昨年よりも上昇傾向、失業率も低い数値を保っています。
しかしここ一年ほどに深刻化した難民問題、イギリスのEU離脱のこととも、もちろんのこと無関係ではありません。EU全体が揺れているので、一年先、半年先、数ヶ月先でさえ同じ状況とは言えず、日々経済の状況や、市民社会に与える影響が変化しているように思います。とりわけ難民問題はドイツの人たちは自分たちに関わることとして非常に大きく感じている問題です。
つい最近では、難民申請中の難民が非常に安い時給で自治体に雇われていることが問題になりました。もちろん雇用は一番影響を受けるかと思いますが、どうやったら難民(移民含め)と一緒に行きていけるか?ということを考えるイベントなどは各地で、本当にたくさん開かれています。単に現状を「問題だ、問題だ!」と嘆くだけでなく、自分たちで自分たちのやり方で考えるところに、成熟した市民社会が形成されていることを感じます。

さて、経済に左右される雇用事情、とりわけ日本人にとってはどうかということなんですが…日本人が職を得ることは、難しくはないが簡単ではない、というのが私の印象です。
例えばアルバイトをしたいと思った場合は、やはり日本食レストランなどが主流です。ドイツでの最低賃金は時給8.50ユーロですので、大体の日本食レストランはその時給で人を雇っています。そういったところならば、いつでも人の入れ替わりがありますので、仕事を探すことはそんなに難しくありません。ただ、日本でアルバイトと言えば職種はたくさんあるかと思うのですが、ドイツで日本人ができる仕事と言えばそんなにたくさんの種類はありません。しかし日本語が話せることがスキルとなって、コールセンターの仕事に就いた友人もいますので、探せば何かあるという状況だと思います。
また、現地企業で働こうと思う場合は、実務経験や専門性があった方が仕事を見つけやすいかと思います。私は本当に運良く、日本で働いていた業種(芸術関係)で、しかも心ある上司に出会うことができたので、インターンを経て、短期ではありますが契約をすることができました。実はこの仕事が決まった時、たった1回、カフェでたった1時間程上司と話しただけでその場で決まりました。
こういったことは経済の問題というよりも、ドイツ国民の移民に対する寛容さ、そして確立している就業のシステム(インターン制度や、職業訓練制度)が影響したのかと思います。

先行き不透明なのは、日本でもどこの国でも一緒だなぁ、と思います。経済は人の感情で動いている ということはよく聞くことですが、経済のことには関心を寄せつつも、それに振り回されないようにするにはどうしたらいいかということも同時にしっかりと考えて行かねばならないのかもしれません。

ライター:ミニマ@ドイツ


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