キウイの価値観はアメリカ人のそれとも違うし、オーストラリア人のそれとも 違うと思います。まず解りやすい例を挙げると家庭でしょうか?

他の欧米諸国のように派手にどこかへ出かけて遊ぶよりも、質素ではありますが家で家族と過ごす時間を大切に考える人が多い様です。勿論エンターテインメントが少ない事も挙げられるかもしれませんが。

そのせいか日本人とはとても相性が良いようで、身の回りにいるキウイのパートナーを持っている日本人はあまり不満が無い様に思います。

よく耳にする「お財布は別」。外人のパートナーを持つと一度はぶちあたる問題なのだとか。

「このテレビは私が買ったから私のもの」
「電気代は自分が持つから食費はあなたが」

別れた時にごちゃごちゃにならないように、どれが自分のものかしっかり記しておくカップルもいるそうですね。ニュージーランド人に関して言えば、他欧米諸国に比べそれがあまり無いようです。

ニュージーランド人同士のカップルでも奥さんが専業主婦でだんなさんが働いている、という形の夫婦は多く居ますし、特にマオリの家庭ではそれが当たり前のようですよ。同じ島国なだけあって、考え方は他の大陸より近しいニュージーランド。

同じ島国根性でも、あまり貯金をするという考え方は無いです。欲しいものがある→貯金をする→買うという感じで、ただ漠然と貯金をするという事は無いよう。それもそのはず。政府が手厚い保証をしてくれているので、それほど将来に心配する必要が無く生きてはいけるという考えがどこかにあるのかもしれません。

私が思うのは、マオリの方のほうがやや日本人に近い感覚を持っているのかなという気がします。一概には言えませんが、人の家に来て玄関に靴が置いてあろうがなかろうが、靴を履いて入ってきてしまうパケハ(白人)、マオリは文化としてマラエ(マオリの人にとってのセレモニーホール)には土足厳禁であったりテーブルやソファに靴を履いた足を乗せないという事をしっかり教えられています。先祖や年輩の人を敬う事を忘れず、魚介類を好んで食する所も日本人と共通していますね。

今でもキウイとの価値観の違いに驚いたり、ショックを受けたりする事が多く有ります。自分の親友でさえ、理解出来ないなあと思ったりする事もありますが、だからといって疎外感を感じたり軽蔑したりするのではなく、それもまたニュージーランド人だと思って受け入れていくと、ニュージーランドでの生活をより一層クォリティの高い物にしてくれるのではないでしょうか?

Ellie@NZ


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