私のドイツ生活で学んだことは「ここは日本ではない」ということです。
日本では、スマホを見ながら歩いていても、カバンを開けっ放しで道を歩いていても、すれ違う人がどんな人なのか注意をしていなくても、そんな事件や危ない目に合うことはありません。しかしここはドイツ、ヨーロッパです。そのような日本では当たり前の行いも、ここでは「ナイーブ=無知な」と捉えられます。しかしちゃんと注意して日々過ごしていればドイツ生活も楽しく安全なものになりますのでご安心を。
まず第一に気をつけておきたいことが、エリアです。その地域ごとに現地人も避けるであろうエリアというものがあります。私の友達は、ベルリンのアレクサンダープラッツという場所で2回もスリに遭いました。カバンを開けたままちらりと後ろを振り返った隙に、後ろからぶつかってきた男に財布をすられたそうなのです。私も、本を読んだままエスカレーターに乗ってたら、気づいたら後ろの男が私のジャケットのポケットに手を突っ込んでいたことがあります。なので、外ではボーッとせずに常に周りを警戒して歩きましょう。
その次は夜間に乗る交通機関です。地下鉄や電車に乗る時は椅子に座らずに立つことをお勧めします。酔っぱらいや喧嘩をしているグループがいたとしても直ぐに移動したり次の駅で降りることも可能です。日本であれば、すこし様子を見ることも可能かもしれませんが、ドイツであれば、少しでも怪しい人や怖そうな人をみかけたらすぐに違う場所に避難するなど行動を起こしてください。私はすぐに移動しなかった為に喧嘩のとばっちりに遭ったことがあります・・・(笑)
もう一つ重要なことは、外ですれ違う人ににっこりとしないことです。日本だと挨拶のようにニコッとすることもあるかもしれませんが、ここドイツでそのようなことをすると「ああ、この人はドイツに慣れていない、つまり外国人だ」とバレてしまい変な輩が近づいてきますので、外では無表情でいることをお勧めします。
周囲に注意を払っていれば大抵のことは事前に気づきますので、気を抜きすぎず安全なドイツ生活を送ってください。
でぐお@ドイツ