英語圏よりは参加者が少なく、比較的個人で申請されることが多い国かと思います。ただ、フランスの申請はさほど難しくはないのですが、いくつかの特定の職種になると急に難易度が上がります。その職業は以下です。
・調理師(シェフ、パティシエ等)
・美容師
・エステ等を含む美容関係
逆に言うと、この職業に関連する方の渡航が圧倒的に多いと思います。
単にフランスが好き、フランスの文化が好き、フランス語が学びたいという本来のワーキングホリデーの対象者より、自身の職業スキルを上げるといった、現地での就労経験をするために手っ取り早く取れるビザということで利用されます。
4、5年前まではあまり問題ではなかったですが(むしろ渡航前に就労先を決めて・・ぐらい申請案内にはありました)、ヨーロッパの不景気についての報道が増えるころより、フランスも例外ではないので厳しくなったかと思われます。
上記の職業の方が申請に行き却下されると、決まって以下のようことを言われます。
「今回のケースはワーキングホリデービザには適さないので別のビザで申請をしてください。」
つまり就労ビザに促されます。
どこの国でも就労ビザの取得は現地受け入れ先の協力が不可欠なので簡単ではありません。
また、本来はそれが正式な形であったとしても、現地の受け入れ先も面倒さを分かっているので、ワーキングホリデー制度が出来てからは、簡単に取得出来ていたワーキングホリデービザでの渡航を勧めます。
よって、受け入れ側の考え方も安易であると思います。
その言葉だけを鵜呑みに申請をして却下されると、その方には却下歴が付くので、今後のビザ申請に影響をします。
一度却下されると、再度申請して覆すのはとても難しいです。ですから、同じケースで考えている方は、受け入れ先の方とよくその辺を相談されることをお勧めします。
それでは上記の職業の方はビザ取得が絶対無理なのかとなりますが、方法はあります。そこがプロのビザサポート会社のスキルかと思います。
フランスの申請は、既定の条件が揃っていれば、審査の大半を占めるのは「渡航目的エッセイとプラン表」です。この出来が大きく左右します。
この内容の書き方次第では許可される可能性が上がります。
また、上記の職歴の方は英文履歴書の作り方にも注意が必要です。
簡単に言えば、ワーキングホリデービザが出来た目的の原点に沿っていることであり、あまりに職業的な要素を出さないことです。ただ、その書き方のバランスは技術が必要かと思います。
観光的な要素で行かれる方は問題ないですが、上記の職業に該当する方は、
ご自身で申請する前によく吟味されることをお勧めします。
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