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今年の2016年は、ちょうど水原の華城（ファソン）の建立220年の年にあたるそうで、観光やイベントに力を入れるようです。ぜひ、ソウルからも近いので、水原（スウォン）にも足を伸ばしてみてください。
さて、個人的には、歴史はあまりどこの国の歴史であってもさほど興味がないのですが・・・お好きな方は多いですよね。特に「歴史ドラマ」が好きな方も大勢いらっしゃると思います。
調べてみますと、韓国（っていうか、朝鮮半島）は、建国してからお よそ６００年くらい。
基本的に近隣他国･･･中国（漢や清）やら日本やら・・・常にどこかの国から干渉され続けてきた歴史があります。
中国からの干渉は、言わずもがな長いので（ウン１００年単位です☆）、割愛しますが、日本からの干渉で言いますと、大きなものでは豊臣秀吉による２回にわたる朝鮮侵略（倭乱）もありました。なので、韓国では豊臣秀吉も「超悪者」です。
韓国の歴史ドラマの中でも、たまに豊臣秀吉が出てくるんですが、見た目は織田信長っぽく、超悪そうです。しかも、ちょんまげとか着物とか小道具のクオリティーが・・・！！！！超適当！（笑）
また、「韓国 併合」で、１９１０年８月２２日から１９４５年８月１５日までの約３５年間は、「日本」だったわけです。
中国と韓国の歴史とは比べ物にもなりませんが、今から１００年前くらいの比較的近代の歴史にあたる３５年間は｢日本」だったので、今でもそれなりに名残があります。
ソウル駅にも、旧駅舎が残されていますが、見た目は「東京駅」そっくりです。
それもそのはず。設計したのは、東京駅を設計した「辰野金吾」に学んだ「塚本靖」という日本人だそうです。
他にも、ヨイドにある国会議事堂など、日本統治時代の建物を改装して、今でも使われています。
決して良い事だけではない日本と韓国の関係・・・。いろんな物思いにふけりつつ、歴史のありそうな建造物を見ながら街を散策するのも良い勉強になるかもしれません。
ちなみに、３５年間は日本だったので、日本語が上手なおじいさんおばあさんも、結構いらっしゃいます。韓国語の中にも、「日本語のなごり」だと思われる言葉がいくつかあります。
さて、韓国の歴史の中で外せないのは、現在にも続く「北朝鮮との関係」です。ついつい忘れがちですが、現在も「休戦中」です。
先日、ソウル駅から出ている観光列車のひとつ、「DMZトレイン」というのに乗ってみました。「韓国観光公社（http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/index.kto）」の日本人対象の観光モニター無料ツアーに行きました。
ツアー自体は、ソウルからチョルウォンに行く「丹頂鶴など冬の野鳥を観察できて、大自然を満喫する」といった趣旨の楽しいツアーでしたが、やはりDMZ（非武装地帯）の区域内にも入るので、多少緊張感もあります。
しかも韓国と北朝鮮に分断されるきっかけが、アメリカと旧ソ連（今のロシア）の取り合いであり、そもそも当時「日本」であった韓国が「敗戦国日本」として日本本土の身代わりに分断された・・・という経緯もあるので・・・
いろいろ考えさせられる場所です。
DMZの区域付近は、軍隊によって 出入りが管理されています。フェンスの向こう側（４キロメートル）は、人が出入りできないので、逆に「自然の宝庫」なんです。
きれいなお花が咲いていたり、水のきれいなところでしか生息しないような動植物。天然記念物の丹頂鶴が優雅に歩いたり飛んだりしている姿を見ると・・・人間がやってることの無駄さ、ものすごく「皮肉だなぁ」と痛感します。
DMZトレインは、DMZのある地域の最寄り駅までいける列車で、チョルウォンの他にも、イムジン川方面などいくつか路線がありました。
私は、まだ板門店に行ったことがないので、いつか機会を見つけて行ってみたいです。
イロミ＠韓国
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