この時期のデンマークは本当に暗いです。今年は暖冬なのか、まだ8度ぐらいあるのですが、とにかく暗い。
今の時期は日が昇るのが朝8時半で夕方4時には沈みます。なので朝通勤時は真っ暗、仕事が終わって帰宅する頃にも真っ暗という11月から12月。
秋冬のデンマークはカラッと晴れること自体が珍しいので、ずっとどんより曇り空がデフォルト。なのでたまーに秋冬なのにお日様が出ていると本当に貴重だ!と思って日向ぼっこせずにはいられなくなります。
実際太陽の光の力は偉大で、日に当たらないことによって引き起こされる冬鬱というのも、デンマークでは普通。
鬱と言うと深刻に聞こえますが、やたら眠い、やる気がない、というのも冬鬱の症状なのだそうです。(かくいう私がそうです…)
デンマークの有名な詩で、デンマークの四季を表したものがあるのですが『月が16か月ある。11月、12月、1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、11月、11月、11月』
“Året har 16 måneder: November
december, januar, februar, marts, april
maj, juni, juli, august, september
oktober, november, november, november, november.”
Henrik Nordbrandt、’Året har 16 måneder’より)
確かにデンマーク、秋冬が半年ぐらいあって、気分的にこの詩の通り、暗くて寒い11月が精神的に一番しんどい時期でとても長く感じるんですよね。
12月はクリスマスで一気に浮かれて時間が飛ぶように過ぎていくのとは対照的に。
11月は降水量も多い割に雪になることは少ないので、余計に嫌なお天気です。
気温はマイナスまで下がることは稀で、一番寒い時期で大体マイナス10度ぐらい。それ以下に下がることはあまりありませんし、雪が積もることも北欧という名前とは裏腹にそこまでしょっちゅうではありません。
逆にこの冬が開けると、春夏は今までのどんよりした暗さが嘘のように、カラっと晴れることが多いです。(でもこれも絶対晴れるとは限らず、下手をしたらまともな夏が来ないまままた秋に突入してしまう年もあるんですが…涙)
お天気の日はとても青い空が見れて、今まで日本で見ていた空とは比べ物にならない青さに驚くぐらいです。
この時期のデンマークは本当に綺麗なんですよ。最高気温は28度ぐらいで、30度を超えることは滅多にありません。
さあこの長い冬も、あと数ヶ月で終わる!(はず)春までもう少し、頑張りましょうね。
ruru@デンマーク