デンマークワーホリ
デンマークにはいくつか動物園がありますが、去年は突然世界的に話題になりました。

というのも、動物園での人気者であるキリンを安楽死、その後公開で解体ショー(!)を行って最後はライオンの餌にしてしまったからです。

デンマークだけでなく世界中の動物愛護団体から散々非難され、新聞やネットの見出しを飾ったので覚えのある方も多いのではないでしょうか。

どうして安楽死をする必要があったのかは、コペンハーゲン動物園の説明によると、近親交配を防ぐ為にやむを得なかった措置であったこと、その亡骸は自然の摂理に従って無駄にすることなく、ライオンに食べさせたのだ…とのことです。

確かに近親交配は避けるべきですし、筋が通った理由ではあるように思いますが、公開解体ショーまでする必要はあったのかは個人的に少し疑問に思います。

デンマークでは少し郊外に行くと牧場があり、狩猟の時期が解禁になると、鹿や牛などのと殺現場を子供向けに見せることがあります。

『隠すことはしない。現実を知るだけ』というとてもシンプルなモットーにのっとって、キリンの解体も鹿や牛の延長で見せるようになったのかもしれません。

コペンハーゲン動物園では日常的に草食動物がライオンやトラの餌になっているのは珍しい光景ではなく、初めて見た時はショックを受けましたが、そのまま亡骸を処理してしまうのであればなるべく自然に近い状態でライオンなどの肉食動物に食べさせる、というのは納得できました。

数年前にはトラの敷地内で男性が死亡しているのが発見されたりと、物騒な話が多いコペンハーゲン動物園ですが、実際は動物がなるべくのびのびと自然に過ごせるようにと配慮された、開放的な動物園です。

建築デザインも有名建築家が見る側と動物側の両方の観点からしっかりと考慮されていて、北欧建築好きなら一度は見ておくべきスポットとも言えます。機会があればぜひ訪れてみて下さいね。

ruru@デンマーク


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